2024年8月7日朝刊Pacific Daily News抜粋、要約
公衆衛生・社会福祉省のテレサ・アリオラ長官代理は、火曜日の緊急会合で、現在17校が開校する前に衛生検査を受け、合格する必要があると議員に語った。現在17校のグアム教育省の学校に対し、新学期を開校するための免除を与える可能性を上院議員が再考したため、火曜日の午後も立法院で質疑応答が行われた。免除法案317-37の緊急審議は、より多くの検査が最終的に行われるため新学期の開始が1週間延期され8月15日となった。
GDOEは検査を受けていない学校を開校させる方法を見つけたいと考えているが、現在の法律では検査が義務づけられている、とアリオラ氏は言う。このままでは現行法に従うことになる。エリック・スワンソン教育長によると、グアムの北部、南部、中部の各キャンパスをメンテナンスチームが巡回し、すでに指摘されている問題に対処している。
しかし、学校は来週から始まる予定で、スワンソン氏によると学校の検査を完了させるには、10月末までかかるとのことである。ある学校では棟全体が閉鎖された。GDOEはすでに学校のトイレを修理するのに必要な資材を受け取っているが改修される8つの学校は、工事が完了するまで待たなければならない。
高校生の場合は、すべての子供たちを別の学校で「ダブルアップ」させるか、オンライン化する計画がある。しかし、公衆衛生局環境衛生課のフランシーヌ・サラス氏によれば、学校検査のプロセスを早めることは、それなりの問題があるという。保健所の検査官は通常、検査が終わるまでに数日かかるため、学校はその場で問題を解決する時間が取れるからだ、とサラス氏は言う。不合格になると、校舎は閉鎖され、子どもたちは1カ月以上避難することになる。スワンソン氏は、検査で不合格になった学校を開校するつもりはないと強調した。
ダグラス・モイラン司法長官は、来週までに開校準備が整う学校はないとの考えを示した。子供たちを危険な状態に置くことは、グアム政府、GDOEに対する訴訟への可能性が高まることとなり、法律が変わっても刑事責任を問われる可能性があると言う。大規模な訴訟が起これば、学校は閉鎖に追い込まれるかもしれない。
元教育長で、現在は知事の教育連絡官を務めるジュディ・ウォン・パット氏によれば、グアム州兵が学校を支援する可能性は、以前から何度か浮上していたという。しかしそれは、GDOEが実際に州兵が修理を手伝えるような資材を準備していることが条件であり、どの機関でも同じことであった。ウォン・パット氏は、GDOEがしっかりとした作業計画を立てれば、州兵や海軍の隊員を参加させることも可能だと述べた。
モイラン氏は、GDOEがより早く物資を確保できるよう、議員が調達法に例外を設ける可能性を示唆した。モイラン氏は、この危機的状況を考えると、「お役所仕事」は切り抜けなければならないと述べた。
グアム教育委員会のマリア・グティエレス委員は、GDOEの指導部が教育委員会に学年度の延期を最後の数日まで知らせなかったことを非難した。グティエレス氏は、教育委員会は昨年9月以来、すべての会合で、学校が開校できない場合のバックアッププランは何かと尋ねてきたが、「タヤプラン」を受け取ったと述べた。
GDOEの施設維持・設備マネージャーのジム・パンゲリナン氏が、学校の状況について口を挟む場面もあった。「学校が1年、2年、4年でこうなったとは思いません。これは何十年にもわたり、何十年も放置され、何十年もメンテナンスが遅れてきた」と述べた。
午後6時現在、上院議員たちは、GDOE、グアム教育委員会、グアム教職員連盟、公衆衛生局、司法長官室の関係者に対する第一回目の質疑の最中であり、法案の採決はまだ先である。
Back to Schoolは、
果たしていつになるのか?
昨日に続いて公立学校の新年度の開始日に関するニュースですが、現在のところ15日にしたようですが、混乱を予測させる問題が多く残っているようですね。毎年、どうしてこんなことになるのか不思議で仕方がありません。
夏休み中には学校の統廃合の可能性に関するニュースがありましたが、こちらも結論を先送り。どうも施設のメンテナンスが追いついてない感じですが、基本にあるのは設備、施設の老朽化。現在そして近未来の人口統計から適切な公立学校の数と選択をして、根本的な施設の改善を集中的に施すような視点が必要な気がします。
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