2021年2月24日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
グアム政府観光局(GVB)は観光客を誘致するため試みの一環として、グアム知事率いる代表団を台湾に派遣することを計画している。この派遣旅行は昨年予定されていたが、グアムと周辺地域の新型コロナ感染拡大が続き延期されてきた。日程は決定していなが6 月の渡航を計画している。感染拡大が続き、一定の収束を見るまで渡航のタイミングを見計らっていたという。現在、グアムから台湾への直行便は運休しており、双方の国での入国には検疫制限が継続している。
GVBの最新の年次報告書によると、2019年度、台湾からの訪問者28,346人。一人当たりの平均消費額は1日あたり865.84ドルで、日本および韓国を含む他の国を上回っている。GVB局長はゴルフなどのアクティビティを満喫し長期滞在できる富裕層のビジネスマンをターゲットに販促活動を構想していると語った。また、台湾はワクチンの取得に遅れており、グアムが民間部門にワクチン提供する許可が得られた場合、台湾観光客が最長45日まで滞在でき、リモートで作業も可能なパッケージの提供が可能だと言う。
広報担当は、グアム知事の台湾訪問の可能性については決まっていないと述べたが、台湾とグアムは関係を強化し続けており、医療や経済の分野でも連携していることで多くのメリットがあるだろうとした。一方、GVBはグアム知事が初めてのマーケティング代表団の先頭に立つことの意義を強調した。
主要国それぞれの事情に
合わせたアプローチって大切じゃないかな?
コロナ禍では、国や地域の立ち位置や国民性が鮮明になりました。新規感染者の拡大でロックダウンが決まった前夜にお祭り騒ぎする人、マスクをしようという呼びかけにも断固としてマスクをしない人、福祉国家と称されてきた国の医療体制の実態、WHOに加入できないことでワクチンの入手が困難な現実、実はデジタル最新国だった小国の存在、今までの暮らしでは知り得ることのなかった世界各国の事情や国民性を図らずも知ることとなりました。
台湾は早期から封じ込めに成功したコロナ対策の優等生。にも関わらずWHO加盟国でないためワクチン獲得に出遅れているようです。台湾の友好国ルートでの入手とかできないものなのでしょうか?一定のワクチン接種の普及が進まないと、国境開放には他の国や地域より慎重になり、さらに遅れることでしょう。
富裕層ターゲットの施策のようですが、グアム島内の感染対策に論理的な裏付けと科学的なエビデンスがあれば、独自のトラベルバブルの実現が可能になるのではと思います。私としてはホテルの部屋でお仕事している人より、海へ出かけアクティビティを楽しみ、美味しい食事に舌鼓する幅広い層の台湾のお客さんに来て欲しいです。ワーケーションもいいですが、あくまで普通の家族の笑顔が溢れるバケーションが主であって欲しいな。
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