2021年8月23日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

今日から、レストランやバーの従業員はCOVID-19ワクチンの接種者としての任務が追加され、ビジネスオーナーや顧客からは様々な反応が寄せられている。

 

Michelle’s Coffee Shopのオーナーは、「人手不足に加え、お客さんの予防接種カードをチェックする人も配置しなければならない。また、予防接種を受けていない顧客を失い、1,000ドルから10,000ドルに上る罰則を避けるための対応を迫られている」という。

 

パンデミックの期間中、レストランをはじめとするほとんどの業種では、マスクの着用、体温のチェック、手の消毒、距離を置くことなど、グアム政府から要請されたすべてのことをお客様にお願いしてきた。

 

 

グアムホテル・レストラン協会の会長は、レストランやその他のビジネスには、3日ではなく少なくとも3週間の準備期間が与えられるべきだと述べている。

 

一般市民の反応
ワクチン接種の証明がなければ、レストランなどでのサービスを利用できないというグアム知事の最新の命令に対する市民の反応は早く「私は知事の決定には強く反対します。私たちが決めるべきことです」と、ジーゴ村に住むジェシカさんは語る。

 

ジェシカさん家族は8人のうち、娘1人だけがワクチンを接種。その理由を仕事に応募する際にワクチン接種が必要であると言われたからとし、ジェシカさんは娘がワクチンを接種したと聞き、私はとても動揺したという。

 

モンモンのホセ・マルティネスさんは、グアム知事の命令は「ワクチンを接種したグアム市民としていないグアム市民を互いに対立させるような有害な環境を作り出すことになる」と述べた。

 

サンタ・リタ在住のシェリルさんは、「ワクチンを接種するかどうかは、国民の選択だと思うので、知事の義務化には賛成できない」と話す。義務化に反対しているにもかかわらず、シェリルさんはワクチンを接種している。「ワクチンを接種していても、COVIDに感染する可能性はあるのに、なぜ接種していない人だけを取り上げるのか。それは間違っていると思います」と彼女は言う。

 

グアム知事の今回の命令は、グアムが再びCOVID-19の新規感染者数の増加と高い入院率に加えて、感染力の高いデルタ型の拡散に直面している時期に出されたもの。新たなロックダウンを行うよりも、今回の制限を選択したと述べ、多くの人にワクチン接種を呼びかけている。

 

土曜日の時点で、COVID-19で入院した24人のうち19人がワクチンを接種していない。4人が集中治療室に入っており、1人が人工呼吸器を装着している。

 

従業員への義務付け
ミッシェルズ・コーヒーショップではグアム知事が義務化する前に、従業員と顧客の安全を重視していることを示すため。従業員に対し予防接種を受けた場合、100ドルずつ渡していた。しかし、ワクチンへの懸念から3人の従業員には接種には消極的だが、大切な従業員であるという。

 

9月27日までにすべてのレストランやその他の特定の企業の従業員が完全にワクチンを接種しなければならないという知事の命令により、コスロスキさんは、ワクチンを接種していない従業員がその日までに出勤することを許可しないという選択肢はないと言います。

 

グアム知事の最新の命令では、レストラン、バー、クラブ、ジム、フィットネスセンター、ダンススタジオ、映画館、ショッピング施設のフードコート、ボーリング場、スポーツイベント、コンサート、ボートクルーズなどに入場する際には、12歳以上の人はワクチン接種の証明書を提示しなければならないとしている。

 

この命令は本日午前8時に発効し、2週間後に施行され、「対象となる施設は、ワクチン接種の証明書を提出しない個人にサービスを提供することを禁止する」と、グアム保健省のガイダンスメモで述べている。

 

グアム保健省によると、医療上または宗教上の免除を求めている個人は、publichealth@dphss.guam.gov に補助書類を添付した正式な要請書を提出するか、月曜から金曜の午前8時から正午まで、Unit 9, Castle Mall, 130 University Drive, Mangilao, Guam 96913にあるグアム保健省予防接種プログラムに要請書を届けることができる。


必要な方はワクチン免除申請窓口へ

ワクチン接種の有無で活動が制限されることへの議論は、民主主義社会では共通の課題で、議論の別れるところでしょう。ただ、ワクチン接種の義務化が、就労の機会を奪ったり、経済活動復活の障害になるという側面もあります。いずれにしても一時的な措置で、コロナが一定の収束を見せるまででしょうが、その間のサポートも必要になるでしょう。

 

個人の判断であるべきワクチン接種が社会を分断したり、強制したりすることがないよう、配慮してほしいですね。今日の新聞には医療上または宗教上の免除を求めている個人に向けた窓口があることが初めて書かれていたので、安心しました。その免除判断基準が不明ですが、個人の意思も免除基準になることいいのですが……。

 

 

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