2022年4月12日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

グアム銀行が日常的に同じ取引に複数回の資金不足手数料を課していることに異議を唱え、グアム在住の方が陪審裁判の要求を提出した。この手数料はNSFチャージとも呼ばれるもので、グアム銀行の顧客は、明確な契約に反する不適切な行為により、何百万ドルも口座から搾取され損害を与えていると、訴状には書かれている。原告は自分と同じような境遇の消費者を代表して、グアム銀行の行為をやめさせ不適切な請求のすべてを返金するよう求めている。

 

グアムデイリーポスト紙は、月曜日に銀行関係者にコメントを求めたが、午後6時現在、まだ回答はない。弁護士らはNSF手数料が契約条件に従って課される場合違法ではないとしながらも、金融サービス業界は「給料日前の生活者に大きな影響を与える」ため、NSF手数料を課さない方向に向かいつつあるとしている。

 

グアム銀行では、資金不足で取引が返送された場合、あるいは口座保有者が資金不足であるにもかかわらず支払いが行われた場合、25ドルのNSF手数料を導入している。しかし、同じ取引で発生するNSF手数料は1回だけという方針に反し、同じ取引で2回以上のNSF手数料を請求している。「グアム銀行のやり方は、金融サービス業界では標準的ではありません。実際、米国最大の消費者金融の一つであるウェルズ・ファーゴは、たとえ何度も支払い請求があっても、1つの取引につき1回のNSF手数料を請求している。他の銀行でもグアム銀行と同じような慣行が行われているケースがあるが、その際は手数料の慣行を許可する条件に同意していると訴状には書かれている。

 

顧客は銀行から提供された口座書類に基づいて、返却された小切手や拒否された支払いを再処理しようとすることは、元の注文を完了することを意味し、さらなるNSF手数料を請求されないと理解していると、訴訟では述べている。「グアム銀行のように、複数回払い手数料の慣行を採用している銀行は、そのことを明白に開示しているがグアム銀行はそれを行っていない」と、訴状には書かれている。この訴訟ではファースト・ハワイアン・バンクは、現在オンライン・バンキング契約において、複数の当座貸越手数料を課す方針を開示しているとしているとしている。


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海外で暮らしていると、日本にはないシステムに遭遇し、その都度理解して慣れていくしかありません。銀行口座に月末一定の金額が残っていないとサービス料が課されるなんてタイプの口座があったり、受け取った小切手が残高不足で換金できず時間をおいて再度換金手続きする際に手数料がかかったり、どうも納得できない手数料が結構あります。個人ではそういうものだと理解して回避を心がけるしかないですが、今日の記事のように詳しい方が声を上げてくれることはありがたいです。

 

自動引き落としやオンライン決済が増えて、お金の管理はますます見えにくく難しくなっています。よくわからない手数料を見かけることもありますが、少額で見過ごしていることもありそうです。日本では偽サイト詐欺の被害が多発しているようです。有名メーカーやブランドと見分けがつかないようなサイトやロゴで決済させ、商品は届かないという事案のようです。大手サイトなら安心かもしれませんが、ユニークな商品や特別なアイテムの場合はそうもいきません。この厳しい時期に、無駄な出費を抑えるためにお金の動きを再度見直すべきなのかも?

 

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