2022年2月8日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

何十年もの間、「Magnificent Micronesia/壮大なミクロネシア」という地域協力マーケティングのコンセプトは、西太平洋の島々が常に掲げる理想であり、航空路、軍のバケーション、冒険旅行やスキューバダイビング、時にはクルーズ船の訪問などにも生かされてきた。ミクロネシアの島々を周遊する文化重視のツーリズムには大きな可能性がある。西太平洋の経済がCOVID-19の打撃から立ち直る際、パートナーシップとチーム戦略が重要になる。

 

このことを念頭に置いて、グアム知事とグアム政府観光局は、東アジアとアメリカ大陸と同じくらい地理的に広大なエリアとなる西太平洋地域の複数の島々を結びつける機会を模索し始めた。

 

復興への協力者
パンデミック後の計画を立てる上で、パラオ共和国と台湾は、グアムにとって最も重要な経済復興のパートナーである。グアムの政治的、経済的、文化的、歴史的な台湾とのつながりは深い。さらに、GVB局長という立場で、グアムとパラオの関係を深めるため、昨年秋にはパラオの完全独立27周年を記念してパラオを訪れた。

 

戦略を練る
パラオとグアムは長年の観光パートナーシップがあり、ミクロネシア全体にとって不可欠な観光産業を復活させるために協力することを提案した。GVBの目標はグアムだけでなく地域全体の観光を再生することであり、国境を越えた安全が最優先である。COVID-19が教えてくれたことは、旅行者が再び広い世界に飛び出す前に、自分たちの健康が守られるという積極的な体制が必要だということ。

 

台湾市場
グアムはコロナ禍でエアV&Vプログラムを通じて台湾からのインバウンドの開拓に大きな成功を収め、国際メディアの関心を集めた。12月にはグアム知事が台湾の桃園市と姉妹都市協定を締結し、今月には台中市とも締結する予定。

 

パラオもまた台湾と特別な関係にある。手つかずの自然が残る楽園は、世界で15カ国しかない台湾の主権を認める国の一つである。パラオの優位性、グアムの最も強力な国家の領土としての地位、そして台湾との相互の親和性は、違いに有益な結果をもたらす力を秘めている。


グアムの魅力と世界のニーズ、
既成概念を取り払うことから。

コロナ禍で海外からの渡航者がほぼゼロなのに、国内旅行者で賑わうバリ島、コロナ前の65%まで回復しているハワイ。国内需要の取り込みにいち早く動いたかどうかが明暗を分けたのかもしれません。

 

Withコロナ時代に変わるであろう旅スタイル、世界各国で広がる格差などの社会問題、緊迫する世界情勢、すべてを取り込んで描く未来への向けて一歩ずつ進み始めることになるのでしょう。もちろん他のディスティネーションと歩調を合わせる部分がでてくることもあるでしょう。しかし何より、グアム自体が魅力を増し、選ばれる旅先になることが大切ですね。一旦既成概念を取り払い、ニーズがどこにあるのか世界中を見渡してみるにはいい機会かもしれません。

 

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