2022年2月22日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

Håfa Adai! グアム政府観光局によると、新しい航空路はグアム観光の新しい可能性を開く可能性があるという。観光産業が徐々に再開されるにつれ、グアム政府観光局(GVB)は、東アジアやミクロネシア、西太平洋の島々を結ぶ効率的な新しい航空路を開設する必要性が高まっていることを認識している。このようなことを念頭に置き、最近2人の連邦政府高官に手紙を送った。一人はブリンケン国務長官、もう一人は台北の事実上のアメリカ大使館である在台湾アメリカンインスティテュートのサンドラ・ウードカーク所長。

 

ブリンケン長官には「COVID-19のプロトコルに関して、島々の間の移動は国内と見なされ、島々の間の移動から予想される収入からそれぞれが利益を得られることが、ミクロネシアとアメリカにとって最善の利益であると信じている」と記された。

 

ウドカーク局長には、台湾とグアムの間にトラベルバブルを構築し、台湾での検疫制限を緩和することをグアムが希望していると伝えた。台湾の検疫は旅行者にとって懸念であり、PCR検査やホテルや検疫所での滞在など、余分な経済的負担を強いることになる。このため、航空会社は台湾とグアム間の直行便の運航を再開することを断念している。

 

グアム知事の台湾における主要な優先事項は4つ、グアムの患者の専門医療へのアクセス、旅客便の誘致、貨物便の誘致、ビジネス開発である。これらの目標を達成するためには台湾とグアム間の航空座席数および搭乗貨物トン数が重要。

 

パラオとの提携
さらに別の角度から、パラオ共和国の人材・文化・観光・開発担当のニライベラス・トメチュル上級大臣と連携し、パラオ共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦と米国未編入のグアム領、北マリアナ諸島を往復に出入国制限を緩和するよう米国連邦政府に働きかける予定。

 

トメトゥクル上級大臣はパラオ観光局の会長でもあり、彼の指導の下、パラオ観光局はGVBと協力して、台湾、パラオ、グアムを結ぶ航空路の開発を進め、条件次第では西太平洋の他の地域にも拡大できるトライアングル・バブルを実現する予定。この可能性についてユナイテッド航空は航空路線の再開にはリスクが伴うので、航空会社としては、特に最初のうちは、新しい路線を実現するのは難しいかもしれないとしている。しかし、パラオとCNMIを結ぶことで、持続可能な路線を作ることができる。ユナイテッド航空は評価し、長期的な投資とすることを検討している。

 

パンデミック禍で渡航の問題を解決するこの独創的なアプローチは、バケーション市場の活性化に役立つだけでなく、ミクロネシアから東アジアの専門医療への医療移送を手頃な料金で行うことも可能にする。グアムとミクロネシアは、COVID-19の大流行によってもたらされた新たな経済的な現実に直面し、新しい繁栄の時代の入り口に立っている。ダイナミックな回復軌道から成長の時代に遅れる事なく行動しなければ、自国のコミュニティやブロック・パートナーが取り残される危険性があることを認識している。


グアムならではの体験を
多くの人に味わって欲しい

大きくの国や地域が緩和や規制撤廃に動く中でトラベルバブルの議論より、新しいマーケットの開拓やグアムの魅力をどうマーケティングしていくか、さらには近隣の島々との連携など複合的に未来志向で進める必要なのでしょう。たぶんもう一年前ぐらいからこのような議論があったでしょうから具体的な方向性や道筋が早く示されることを願うばかりです。

 

3月1日に日本の水際対策緩和も迫っています。社会生活に支障をきたす検疫規制はなくなる方向で進むでしょう。ここからが本番、牧歌的な風景とおおらかな人々、美しい海、ゆっくりと流れる南国の時間、多くの国や地域が失ったものがグアムにはあります。自然と向き合う心豊かな時間をたくさんの人々に味わって欲しい、パンデミックを経験したいまだからこそ一層そんな思いが募ります。

 

今日は素朴なグアムの暮らしの一コマをどうぞ。


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