2021年9月22日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約
グアム政府観光局(GVB)はかつて、日本でのマーケティングに年間約800万ドルを費やし、パンデミックが発生する前の2019年の日本人観光客は66万4000人だった。火曜日に開催されたGVBの日本マーケティング委員会での議論によると、来年度のグアムの総訪問者数は13万5000人にとどまり、日本からの訪問者数は約3万人になるとGVBは予想している。また、日本マーケティングの予算案は200万ドルとなっており、韓国人観光客向けのマーケティングに多くの予算が割かれる。GVBによると韓国市場は日本よりも先に回復することが期待され、韓国のマーケティングには約400万ドルの予算を提案している。
日本の国内旅行は増加傾向にあるものの、帰国者に対する14日間の検疫や渡航前後の検査の義務化など、政府による警告や渡航制限が海外旅行の抑止力となっている。GVB副局長は、「渡航先の市場が予防接種を強化しているとはいえ、帰国時の手続きを自由化するにはまだしばらく時間がかかるだろう」と述べた。また、日本ではワクチンを接種した旅行者の検疫を10日間に緩和することを検討している。「今後数ヶ月の間に変更があれば、当然、予測は更新しますが、現時点では、日本への到着予想を変えることはない」と述べている。GVB副局長は、13万5,000人という来島者の予測は楽観的な予測であると、8万人から8万5,000人くらいになる可能性もあるという。
GVBの計画によると、200万ドルの日本マーケティング予算の一部は、10月から12月にかけて、日本人旅行者のCOVID-19検査をカバーするために一人190ドルの費用を支払うキャンペーンに使われる。また、日本人旅行者に向けてCOVID-19のブースター注射を受ける場所としてグアムを売り込むとしている。
GVBによると日本人旅行者にパンデミック後の旅行先を尋ねたところグアムはトップ10に入っていないという調査結果が出ているという。今回のマーケティング戦略ではグアムの安全性、清潔さ、ホスピタリティ、そしてわずか3.5時間で行けることなど、グアムのユニークさに焦点を当てるとしている。GVBによると日本のターゲットは20歳から39歳までの女性、つまり「オフィスレディ」と「アドベンチャートラベラー」としている。
2022年の行きたい国
TOP10ランクインを目指して!
コロナ後の海外旅行先ランキング。どのデータを参考にしているのかわかりませんが、ネット上で見つけたあるデータでは
1位 ハワイ
2位 台湾
3位 イタリア
4位 アメリカ
5位 韓国
6位 フランス
7位 バリ島
8位 スイス
9位 ニュージーランド
10位 カナダ
という結果でした。
コロナ感染拡大で大混乱した国々が名を連ねます。感染拡大のニュースがメディアを賑わせ、記憶に深く刻まれているのかもしれませんね。しかしながら、グアムがランクインしていないのはかなりショックですね。
世界中がコロナからの出口戦略を模索している今、それぞれの国が方向性が明らかにしてくるでしょう。日本でも週末のシルバーウィークの人出を見る限り、もうさすがに痺れをきらした感じです。秋以降は旅行を計画する人も増えてくるでしょうから、状況を見極め、限られた予算をベストなタイミングでどのように活用するか、多くの人の目が注がれることになりそうです。
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