2020年7月2日朝刊 The Guam Daily Post より抜粋、要約

 

本日、新型コロナウィルス(COVID-19)の陽性12症例が報告された。陽性患者の感染経路を追跡している。

 

現在のグアムでの新型コロナウィルス(COVID-19)の感染者数は計271例で、5人が死亡、179人が回復、87人が治療中。225人は民間人、46人はミリタリー所属で内35人はアンダーソン空軍基地に配備された部隊。

 

 

1997年7月1日、私は香港九龍のウィーターフロントで香港島をバックにヴィクトリア湾に上がる花火を楽しんでいました。香港の中国返還に向けて香港の不動産は天井知らずで上昇し続け、私が暮らしていた尖沙咀の8畳ほどの古びたワンルームマンションでさえ月額20万を超える高値がついていました。当時の中国は「世界の工場」の地位を確立する途上、香港では中国政府の高官が豪遊する姿が目立ち、中国の一般市民の姿はありません。中国と香港の経済格差は歴然で、香港の中国返還に歓喜する香港市民の気持ちが理解できませんでしたが政治に全く興味のなかった私は難しいことは考えずアジアと欧米の文化が混ざり合う「東洋の真珠」と称された香港の魅力を謳歌していました。

 

 

香港の中国返還で14億の人口を抱える中国の経済発展が香港の経済成長に寄与するだろうと考える多くの市民がいる一方、カナダやアメリカ、オーストラリアへの移住を考える人、返還を機に会社を次の世代へ引き継ぎ新たな土地での生活を模索する企業家も多くいました。これが香港返還に伴う第一次の移住ブームです。

 

 

あれから23年、昨日「香港国家安全維持法」が施行されてしまいました。この数年、香港でのデモの参加者は若い世代が中心。返還後23年というと、ちょうど返還時期に生まれた世代でしょう。イギリスと中国という2つの大国の歴史の清算として行われた香港の中国返還、国家意識の薄い香港人からは当時反対運動などはなく、香港は歓喜の中で平和裏に返還が行われました。

 

 

今返還時を知る熟年世代はどんな気持ちで「香港国家安全維持法」の施行を見ているのでしょうか。新型コロナ禍で世界的に経済が停滞、いや後退する中で大国の思惑も見え隠れします。私たちは23年後に後悔の念を抱くことなく、子供達が安心して暮らせる国や地域を残せるのでしょうか?思わぬ方向で進んでしまうことが多いご時世、そんなことを考えてしまいます。

 

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