2020年9月13日朝刊 The GUAM Daily Post より抜粋、要約

 

ある公立学校の教師は生徒に適切に指導する準備ができていないと言う。「準備ができていれば、学校を開くことに反対することはありませんが、準備不足です」と述べた。公立学校が遠隔学習を始めてから1ヶ月になり、その間新型コロナウィルスの急増により、対面式の指導が遅れている。

 

「グアム教育省は学校を再開するという決定と、実施されているオンラインの学習モデルを現場の教師の意見を聞いて再考する必要があります。家で働いている教師の多くは必要な機材が不足。自宅でインターネットを使う余裕がなく携帯電話で対応しているものの、必要なデータを処理することができない教師もいます。私たちはラップトップ、インターネット、プリンターがあるかどうかも尋ねられず、あることを前提にされました」と語る。

 

現在、残業手当のない長時間労働があり、さらに自腹で必要なリソースを購入することを余儀なくされているという。「私は自宅で午前6時45分から夜9時か10時まで働いています。仕事への愛情のために行っていますが、誰も私たちの状況や現場の声を尋ねたりしません。グアム教育省は学校を開くことを決定しただけです。学校再開後、多くの学校関係者が新型コロナウィルス検査(COVID-19)で陽性を示し対面授業は停止されていますが、COVID-19は教員とスタッフを通じてキャンパスにいます。誰もが一生懸命働いていますが安全ではなく、私たちは犠牲にされているように感じます。私たち教師が辞めたら、子供たちを指導する人はいなくなるでしょう。自分の仕事が大好きで、現職に留まることを選択していますが、不満を感じている教師がたくさんいることを知っています」と言う。

 

グアム教育省の回答
学校再開計画の一環として、グアム教育省は4月から管理者、教師、グアム教師連盟、保護者、生徒などの関係者と協力してきました。夏の間、数多くの会議が開かれ、最後に再開計画が承認されました。6月と7月の休暇中には数百人の教師が計画プロセスに従事。授業が始まる前日、COVID-19の増加を受け100%遠隔学習に移行。短時間での変更でしたが子供たちが学習を続けるために必要な教育を提供しました。始業を遅らせ教師が調整できるように1週間のトレーニングも行いました。学校の管理者と教師への継続的なサポートがあり、指導コーチは学校と協力して必要に応じて追加のトレーニングとフォローアップを提供しています。私たちはすべての学校に、従業員の健康と安全の懸念に対処するために必要な個人用保護具と安全プロトコルを提供しています。現在、公衆衛生状況により、私たちは対面で指導できませんが、医師や他の人々と協力して安全に対面授業を再開できるかを決定します。安全を第一に、私たちは教育を継続するように最善を尽くしています。

 

グアム教育省の回答は理路整然としているようですが、どうも現場の感じ方は違うのでしょうね。「明日から始まる新年度の授業のスケジュールもわからなくて、学校まで行ったけど誰も把握していなかったわ、どうなるんだおろう?」と友人が話していたのを思い出します。現場の声が組織トップに伝わらないということはよくあることですが、子供達に関わることですから風通しよく現場の声を吸い上げる仕組みを作って欲しいです。アメリカ本土でも新学期の対面授業再開に反対する教師がいるため、人員不足で学校を再開したニュースを耳にします。グアムでも対面授業が開始となると、出勤拒否をする教師や辞職者が続出するかも知れません。学校運営が正常に戻るにはまだ時間がかかりそうです。今のうちに現場の声を組織トップまで上げて解決していくルートを作るべきなのでは?

 

新型コロナウィルス対応では、強制検疫隔離と人権、出勤要請と感染被害、院内感染と死亡原因など、後に禍根を残すだろう事案がたくさんあります。前例のない状況ですから仕方のないケースも多いとは思いますが、行政においては特に意思決定のプロセスをオープンにして、現場や社会からの声を聞く姿勢が求められるのではと思います。

 

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