一度食べたらクセになる美味しさです。

2020年10月5日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

ティタグズリアをはじめとする伝統的なお菓子を生産するベーカリーを営むレオン・ゲレロさん82歳、COVID-19の大流行によりベーカリーの生産量は大幅に減少した。サンタリタ村にあるベーカリーではパンデミック前は1日約2,000のグズリアを作っていたが、現在は需要に応じて週1回の生産、生産量は少なくとも95%減少していると言う。「私たちはまだここにいます。神は私たちを守ってくれています」とティタさんは語った。

 

レオン・ゲレロさんは1965年以来、地元のお菓子の生産を始め今年で55年目を迎える。グズリアは、小麦粉、砂糖、ココナッツミルクから作られた地元のおやつ。何年にも渡って島を訪れる観光客のお土産として人気のある「メイド・イン・グアム」商品。

 

忙しく仕事ができる喜び
レオン・ゲレロさんのベーカリーは新型コロナウイルスについての多くがまだ知られていない3月に一時的に閉鎖し、7月に再開した。以前は地元のコンビニやKmartなどの大型店、ホテル、基地内に卸してきたが、観光業が停滞し、現在は最近は地元のコンビニと基地内への生産を続けている。Kmartは通常毎週供給してきたが、今は3か月に1回という。

 

ビジネスが大幅に落ち込んだにもかかわらず、レオン・ゲレロさんは自分の好きなことができる時間があることに感謝しているという。「私は完全に引退したくありません。健康な心でいたいので今もベーカリーにいます」と彼女は元気な声で話す。 レオン・ゲレロさんはパンデミックが終息し、家族がいつでもどこでも好きなときに再び過ごせるようになることを願っている。

 

グアムの味
レオン・ゲレロさんのグズリアは1998年にビル・クリントン大統領がグアムを訪れたときにもてなしに使われた。さらに大統領がアメリカに戻る前に、ホワイトハウスから電話があり、500個のグズリアの注文を受けたと言う。また、島外に駐留するグアム軍のためにグズリアの寄付も行ってきた。「彼らは私たちの安全になるために一生懸命働いています。グズリアを送ることが彼らに感謝する私の方法です」と彼女は述べた。

 

グアムのお土産として持ち帰れるものが少なかった1960年代、グズリアは飛ぶように売れたそうです。


尊敬する本物のグアムの
女性ビジネスリーダーです

ティタグズリアのレオン・ゲレロさんは尊敬するチャモロ女性の1人です。気分が落ち込みがちなパンデミック禍での彼女の姿勢には学ぶことが多くあります。半世紀以上勤勉に淡々と仕事を続けてきた彼女の生き様を物語るものです。現状を悲観せず、今を過ごせていることに感謝し、明るく前向きに生きる、ついついこんなことさえなければとコロナのせいにすることで、時間を持て余している自分を恥ずかしくさえ思いました。

 

レオン・ゲレロさんとは以前にも何度かお話を聞いたことがあります。時代背景も違いますがとても堅実にビジネスをされる方で、すべてにおいて「自分が今持っている、今できること」を判断基準にしてその都度決断し、長くビジネスを成功させてこられました。その言葉に影響を受け私もずっと「身の丈」という言葉を大切にしてきましたが、今できることがあることに感謝し、明るく元気な彼女の姿を見て頭が下がる思いです。やはり試練を乗り越え多くの経験を重ねてこられた先輩は強く逞しいですね。

 

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