2020年10月18日朝刊 The Guam Daily Post より抜粋、要約
「私たちはCOVID患者を病院に送り続けています。現在の状況は3月以降最悪の波で、数が多いだけでなく病気の重症度が増しています。病院へたどり着くのが遅いのかわかりませんがおそらく多くの要因です」とグアム記念病院の担当者は語る。また、グアム記念病院はCOVID-19対応の病室を拡張し看護師と医療スタッフの増員も行なっている。パンデミック禍で19人の新しい看護師と医療スタッフを採用、さらに42人の看護師の求人を続けている。
COVID-19は社会経済的スペクトルに関係なく人々を襲う。しかし、健康保険に加入していない人が予防医療にアクセスできていないケースがあり、早期に医療へ結びつかず、手遅れになるまで待っている可能性があるという。
「平常時から健康管理されていない人は医療ケアへのアクセスが困難で感染リスク、重症化リスクが高くなります。高血圧、癌、糖尿病、心臓病などを管理するためには定期的な医療サポートを受ける必要があります。考慮すべき介入の1つは失業で医療へのアクセスが途切れた人への緊急医療保険をかけることができるかどうかです」と政府の医療チームは述べている。
COVID-19陽性者数増加
土曜日の午後の時点で、グアム実施された558のテストから79人の新規感染症例があり陽性率14%。総症例数を3,617人、1,257が治療中、2,297人が隔離完了、コロナ関連死は63人となっている。グアムでのCOVID-19の症例数の増加に伴い入院数も増加、金曜日の時点で67人が入院中。うちグアム記念病院には62人が入院、12人が集中治療室、4人は人工呼吸器を装着している。
グアム記念病院は3階と4階にあるCOVID-19ユニットの電気設備や陰圧設備のアップグレードを行っており、この工事でCOVID-19専用室を21室を増やすことができ集中治療室レベルのケアを提供できるようになるという。
グアムのコロナ関連死亡者が
減らないのか不思議に思いませんか?
世界的には陽性患者の患者数が高止まりしているエリアが多いですが、重症化率、死亡者率は格段に下がっているようです。グアムではそのような統計データが提供されないのでわかりませんが、感覚的には世界の潮流傾向は見られないように思います。グアムは基礎疾患がある方が多いのは承知してますが、それにしても……。
トランプ大統領が陽性確認後にわずか3日で退院した是非はともかく、症状が深刻化する前の投薬や治療法が確立されつつあることが大きいという解説を聞きます。グアムが何故、世界の潮流と反する状況が続くのか、しっかりした分析や調査ができる人がいないのかな?いないのなら島外からでも連れて、島民に理論的に総合的にわかりやすく説明してほしいと思います。
3月以降の総症例数が3,617人、ざっくり島民の2%の人がコロナ陽性経験者になります。つまり50人に1人、学校ならクラスに1人の感じです。さらに言えば感染者の大半を占めるグアム北部のジーゴやデデド地区なら25人に1人ぐらいになるでしょう(計算が間違っていたら教えてください)。毎日これだけ増えると自分がいつコロナにかかるのも時間の問題かもと思ってしまいます。
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