2020年12月24日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

新規陽性率が低く、入院も減少していることから、グアム知事は再び制限を緩和した。行政命令2020-45によると、同じ家に住んでいない人が集まることができる人数は10人から15人に増え、今日の午前8時から有効となる。

 

レストランは12月26日から屋内飲食を許可。キャパシティ25%で各テーブルに座ることができるのは6人を超えてはならない。また、各テーブルの間に6フィートの距離を設けるなど、保健省のガイダンスに準拠しなければない。
多くのレストランが屋外のダイニングエリアを設置していることに伴い、屋外での食事の場合、1テーブル10人までとなる。

 

グアム島のCOVID-19エリアリスクスコア(CARスコア)は、目標としてきた5.0を直近の21日間に渡り下回り、長期的な目標であるCARスコア2.5以下を19日前から下回り、現在のCARスコアは1.5。

 

グアム政府の広報担当者であるアグスティン氏によると、グアム知事はホリデーシーズンであることと新規陽性陽性率の低下や入院者数、CARスコアの低さを考慮して制限を解除したという。水曜日の時点でCOVID-19の報告件数は累計7,257件。死亡者は121人。隔離治療中の人は429人、6,707人が隔離を完了。入院中の患者は21人。

 

水曜日、バリガダのセント・ドミニク・シニア・ケア・ホームで入居者へのファイザー・バイオンテック・ワクチンの投与が行われた。グアム島の高齢者長期介護施設にいる人々は、疾病対策予防センターからのガイダンスでワクチン接種計画の第一段階でワクチン接種を受けることが望ましい人々の中に含まれている。

 

当局は、COVID-19の拡散を遅らせるためにパンデミック指標PCOR1(Pancamic Condition of Readiness)を継続。すべての個人、特に脆弱な人々は、引き続き自宅での安全確保、自宅以外へ外出を最小限に抑えるように呼びかけている。


ON/OFFの切り替えでなく、
このあたりで「続けられる未来戦略」へ!

2020年、クリスマスイブの朝を複雑な気持ちで迎えました。例年なら無条件でホリデー気分を楽しんでやろう…..という意気込みで迎える朝なのですが…..。クリスマス前に行動規制緩和のニュースが流れてきたのはせめてもの救いですが、検疫に関する緩和についてはないですね……。

 

グアムの新型コロナウィルス対策は、できる限りの強制的な行動制限、入国制限の一辺倒で行われている感じです。次の波が来たとしたら再び強制的な制限となるのかと思うと不安です。本来、次の感染の波が来たときに備える体制作りや医療体制の強化など、根本的な体制強化がされていないように思うのですがいかがでしょうか?また、グアム特有の地理的、人種的な特性、生活様式などからのエビデンスを集積して、今後の対策に活かせるデータの精査はされているのかな?増えたら止める、減ったら緩和するというような、まるでボタンをON/OFFするような単純な施策の繰り返しではなく、この10ヶ月の島民の苦難を「続けられる未来戦略」に繋げて欲しいですね。

 

 

 

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