2021年2月8日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアムの公立学校のディレクターによると、学業の遅れを確認する方法を探しているという。サポートを必要とする学生の中には、遅れを取り戻すためには18か月を要するかもしれないという。

 

パンデミックの制限下で生徒はオンラインまたはハードコピー教材での学習を余儀なくされた。また、今年度一度も授業に参加せず、連絡が取れない生徒もいまだに何百人もいる。さらに約75%の生徒がオンライン授業を選択している。

 

学校関係者は遠隔学習には課題があり、対面授業が望ましいことを認めている。遅れを取り戻すためのサポートが必要かどうかを判断するために、現在のスキルレベルをスクリーニングする必要があるが、どのようなツールを利用するか決定していない。通常、生徒の学習達成度を測定するために学年末にテストを実施しているが、教育委員会は免除した。

 

グアムは学校教育のために1億1,000万ドルの連邦パンデミック資金を受け取る予定であり、グアム教育省はその資金の一部を補習授業に充当する予定。現在は連邦政府に提出する最終予算を作成するために、私立学校の代表者と会議を行っている。

 

グアム教育省は今年の夏の授業を早めに開始したいと考えている。おそらく学生がパンデミックによる遅れを取り戻すのに18 ヶ月かかるだろうと推測している。選択肢にはサマースクール、高校生のための夜間学校、個人指導などが検討されている。

 

最初に8つのコミュニティ・ラーニング・センターが2月9日に開設される予定で、最終的には21箇所を開設することを目指している。センターは月曜、火曜、金曜の午後3時30分から午後7時までオープン、コミュニティ・ラーニング・センターのほとんどは学校の食堂に設置される予定。図書館でも同様のサイトを開設するために調整している。

 

最初の8つのセンターは以下の場所に設置される。

  • Astumbo Elementary School;
  • C.L. Taitano Elementary School;
  • J.Q. San Miguel Elementary School;
  • Machananao Elementary School;
  • Price Elementary School;
  • Talofofo Elementary School;
  • Upi Elementary School; and
  • George Washington High School.

コロナ禍で成長する子供達へ
親ができることは何かしら?

就学年齢のお子さんの心配はいかがかりかと思います。今までアメリカの多くの大学が出願時提出を義務づけていた全米共通のペーパーテスト「SAT」や「ACT」の実施スケジュールがコロナ禍で延期されたり、そもそもの全米共通のペーパーテストの提出を義務付けないという動きもあるようです。

 

では、何を基準に合否を決めるのか、そのあたりも未知数ですね。アメリカの大学ではスポーツや野外活動の実績も合否を大きく左右するようですが、パンデミックでままならない一年だったにちがいありません。コロナ禍で初めて、アメリカの大学出願時期に突入しています。春には各大学がどのように学生を選抜したのか伝わってくるでしょう。

 

グアムの私立学校に目を向けると、生徒数の減少が顕著なようです。グアムを離れたか経済的な理由から公立学校へ転校、というのが主な理由のようです。がんばって私立学校に通わせている親御さんにすれば、コロナ禍でも授業料が少しも下がらないことへの不満があるでしょうし、学校にすれば急激に生徒数が減少し学校経営の危機が懸念されているかもしれません。

 

教育システムの混乱はしばらく続きそうですが、コロナ禍でも子供達は成長し続けます。混乱に飲み込まれて立ち止まることなく、親子で現状について話す機会を設け、夢や希望を持たせ続けられるようにすることが大切なように思います。って、自分自身に語りかけています。

 

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