2021年3月3日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

グアム知事はグアム政府観光局(GVB)に対して、観光事業の再開のタスクフォースの調整を指示した。タスクフォースは観光事業の旅行会社、グアム保健省、グアム国際空港および、グアムホテル&レストラン協会により構成され、最初の会議は水曜日に予定されている。グアムは現在すべての入国者に検疫を義務づける。この方針は観光事業の回復のネックになっている。

 

「我々は島を安全に保つ必要性を認識し、また旅行者と共存できる状況を目指し、リスクを考慮した政策を作成する必要があります。そのタスクフォース制作に努めますが、最も重要なのは、予防接種が順調に進んでいくことです」とGVB副局長ペレス氏は火曜日に立法府の情報聴聞会で述べた。

 

グアム知事は、6億6,100万ドルの連邦救済資金のうち、2,000万ドルをグアム政府観光局に配分し、観光復興のための取り組みを行う予定。世界的には、COVID-19のパンデミックにより、11億人の旅行者が減少した。これは2008年の経済不況による3,200万人の渡航者減、SARS流行時の2,000万人の渡航者減と比較して大規模になっている。

 

2021年度の旅行者は1970年代のレベルの約81,000人の旅行者に減少すると予測され、このタスクフォースが稼働し再開を決めれば、107,000人に増加することは不可能ではなく、我々の希望的な目標は13万人としている。

 

旅行に対して安全性と費用が、すべての主要マーケットで一番の懸念事項となっている。日本では18%がグアム旅行に関心を示しており、韓国人の27%が来年中に海外旅行に関心を持っているという。

 

「私たちは地理的に優位に立つことができます。これらの旅行者のほとんどは、マスク着用での8~9時間のフライトより、4時間で到着するディスティネーションに関心を寄せるだろう」とペレス氏は述べた。アマンダ・シェルトン上院議員は、レストランやホテルで観光客にサービスを提供する最前線の労働者の安全を維持することが優先されなければならないと述べた。

 

タスクフォースはグアムホテル&レストラン協会とともに、グアムを安全な目的地、安全な場所にするために、各施設で何をすべきかを具体的に特定するために機能することになる。その多くは公衆衛生の指導に従うものになり、観光業従事者の予防接種も含まれるという。

 

週末にグアム知事は、5月の観光再開ができるだろう、と述べている。グアム観光局は航空会社の運休と主要マーケットの検疫要件のため、目標としてきた4月再開の可能性は低いという。

 


韓国、世界最低出生率0.84が
もらたす影響とは?

日本国内では旅行へ行きたい気分が高まっているようですね。友人のFacebookなどを覗いてみると「自宅から10分のところにあるホテルへ家族旅行しました」なんて投稿があったり、身近なエリアで旅気分を楽しんでいるようですね。検疫が緩和されたら、近場の海外から戻り始めるだろうことは周知の認識。そのためにグアムがどのようなマーケットに、どのようなアプローチと準備でスタートするか、またエアラインや各国とのトラベルバブルも含めて進めることが大切ですね。

 

日本については日々ニュースも見ているし、日本の友達とのやりとりもあり旅行欲求の高まりを感覚的に掴めるのですが、韓国はどうなんでしょう。入ってくるニュースと言えば、世界最低の出生率0.84を記録とか、ワクチン確保の出遅れ、さらに温度管理に不備でワクチン破棄など心配なニュースばかりです。日本でも何年も前から少子化が社会問題になっていますがそれでも出生率は1.36、韓国の出生率0.84は世界ランキングでもダントツで衝撃です。

 

このような数字で推移すれば、韓国の人口(2020年は5127万人)は2034年に5000万人割れとなるそうです。この十年ほど、グアムでは日本人旅行者の減少を韓国からの旅行者がカバーし、直近の数年は日本人を韓国人が上回っていました。

 

日本も人ごとではありません。グアムが主要マーケットとする国々で結婚して子供を育て、幸福な家庭を持つ、そんな普遍的な価値観が変わりつつある中で、グアムの観光業の10年後、20年後の未来を考えた時、影響は決して小さいとは言えないと思います。

 

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