2021年5月9日朝刊 The GUAM Daily Post より抜粋、要約

グアムはCOVID-19の予防接種や南国でのバカンスを楽しむアメリカ人に広く門戸を開くだけでなく、アメリカ国籍を持たない観光客にも有料で予防接種を提供する可能性がある。連邦政府が提供するワクチンは、一般的にはグアムの住民に限定されているが、グアム以外のアメリカ市民が、米国食品医薬品局が認可したワクチンの接種を拒否されることはなく、グアムの住民とアメリカ市民には無料で提供される。

 

グア政府観光局(GVB)のカール・グティエレス局長によると、グアムでは民間のクリニックを通じて、アメリカ人以外の観光客にもFDA公認のワクチンを提供できるようになる日も近いかもしないと言う。タスクフォースのメンバーによると、グアムの1つの民間クリニックと1つの薬局が、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のワクチン(単回接種)とファイザー社のワクチン(2回接種)を少なくとも54,000回分を入手できるかどうか、サプライヤーの審査を受けている。これらの民間企業が許可を得れば、米国市民ではない観光客を含め、誰にでも有償でワクチンを提供することができることを想定している。

 

GVB局長は「観光客がジョンソン・エンド・ジョンソンを求めてグアムに来たい場合はできるようにしますが、米国市民ではない観光客は有料になります」という。金曜日に行われたグアム知事の再開タスクフォースのメンバーは、予防接種ツーリズムと旅行後のプロトコルについての詳細を共有した。

 

この民間クリニックのワクチン計画は、予防接種や休暇の目的地として、アジア太平洋地域に駐在するアメリカ人にワクチン接種の場所としてグアムを開放するという計画とは別のもの。3ヶ月前にGVBが「Guam Air V&V」と呼んでいたものは、世界中のアメリカ人駐在員が希望すれば、グアムでワクチンを接種することができ、長期にわたってグアムで休暇を過ごすことを意味していた。アラスカ、ニューヨーク、ハワイはそれぞれ独自のマーケティングを行っており、グアムは「Guam Air V&V」で知られる必要があると言う。

 

金曜日の時点では、GVBが予防接種ツーリズムプログラムの試験的実施のために1,500人分の接種を要請したことについて、グアム知事はまだ検討中としている。また、5月15日の観光再開に向けて、グアム知事やグアム保健省がグアム入国の検疫ポリシーを更新することも、GVBがプログラムを正式に開始するための条件となっている。

 

連邦政府はグアムでのアメリカ人駐在員へのワクチン接種を支持しているだけでなく、需要が増加した場合には接種量を増やすことにも同意しているという。GVB局長はたとえ「Guam Air V&V」がアジア太平洋地域のアメリカ人駐在員に限定されていたとしても、その市場は巨大だと言う。韓国、日本、台湾だけでも20万人以上のアメリカ人駐在員がおり、フィリピンには約35万人の二重国籍者や駐在員がいる。GVB局長は「グアムは日本、台湾、香港、フィリピンから3時間半の距離にあります。市場を活性化させ、ホテルを満室にして、レストランを活性化させましょう」と述べた。

 


Happy Mothers Day!!

 

日本の緊急事態宣言下の地域ではプレゼントさえ買いに行けない母の日になってしまいましたね。いつまでこんな状況が続くのか嫌気がさしてきている方も多いのでは?1日も早くグアムでコロナの疲れをとって、リセットしてほしいと願っているのですが、かといってアメリカ人以外の旅行者へのワクチン観光誘致は、どうしてもしっくりきません。昨日のブログにも書きましたが、副反応が出た時の旅行保険対応や数年、数十年後に何らかの副作用などの補償問題がでればどうなるのだろう、と考えてしまします。

 

ニューヨーク市でも観光客へのワクチン接種の許可をニューヨーク州へ申請したようですが、ニューヨークでは不法滞在者も多いため、現実的にはアメリカの在留資格を確認せずに接種しているようです。外務省が全世界を感染症危険レベル2以上とし、日本入国を上限1日2,000人として検疫管理している中で、アメリカ人以外の観光客へのワクチン接種がイメージを逆に悪くしないかしら…..心配です。もし、実現したとしても民間の企業活動に止めるのがいいのでは?

 

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