2021年5月25日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

米国疾病予防管理センターが4月に発表した科学報告書には「有効なワクチンを完全に接種した人は、旅行に関連する感染リスクが大幅に減少する可能性が高い」とに記載されている。この情報に基づいて、グアム州知事は3月にグアム島の成人人口の50%以上が完全にワクチンを接種していれば、5月1日から島への渡航検疫を緩和すると発表し、過去72時間以内にCOVID-19の検査で陰性と判定された入国者については、検疫を免除するとした。

 

ちなみにハワイ州でも検疫緩和方針を採用しており、旅行前に陰性と判定された場合、到着した乗客は州の10日間の検疫が免除されている。

 

グアム知事は5月15日からグアムの旅行検疫を緩和、強制検疫免除にはCOVID-19検査が陰性であることに加えて、到着した乗客が完全に免疫を持っていることを要求している。ここでいう「完全免疫」とは、要請されるワクチン接種から14日以上経過していることを意味している。

 

グアム陸軍国家警備隊の州外科医であるマイク・クルーズ博士は、今月初めに、連邦政府の調査に基づく計画はリスクが高すぎるため、グアム知事は検疫プロトコルを変更してPCR陰性要件とワクチン接種完了を要請した。

 

この研究によると、ワクチン未接種の乗客に旅行前のCOVID検査を義務付けることで、旅行中、目的地で、あるいは帰国後にウイルスをまき散らすリスクは13.6%。しかし、ワクチンを接種していれば、渡航前検査がなくても、ウイルス拡散のリスクは90%減少するとしている。完全にワクチンを接種した乗客に対する事前検査や検疫は、さらなるリスク軽減につながるとしている。


焦らず慎重に言葉を選んで、
コロナで疲れた人々の心を癒す
楽園グアムとして共に立ち上がりましょう!

 

なるほど。Make Sense ですね。日本や韓国でワクチン接種が思うように進んでいないため、今できるルールづくりとしてはやむを得ないと思います。何より、変異種による感染拡大などが発生し、集団免疫が思うように機能しない事態にでもなれば、脆弱な医療体制のままのグアムでは仕方がないと思います。主要マーケットのワクチン接種が進むまでに、さまざまな事態を想定した医療体制強化や観光客と接するシーンで従事する人たちへの定期的な検査体制づくりなど、今することがたくさんあります。進んでいるのかどうかわかりませんが、来るべき時へ体制を磐石にするべきでしょう。

 

ただ、思わせぶりに観光再開…..なんて言い方をするため、言葉だけが先行してしまい観光マーケットに携わっていない人は、明日にでも旅行者が押し寄せるのではと思うようなので、言葉を選んで発信してほしいですね。「5月1日観光再開」、「5月15日観光再開」、昨年には「7月1日観光再開」なんて言葉が軽々しく新聞紙面に何度も登場しました。観光業のしくみや主要マーケット国の実情などを注意深く情報収集している人でない限り、文字通り理解すると思われます。私も同じような質問を何度もされて「観光客はまだ来・な・い!!!!」と返答し続けています。

 

観光ビジネスを再開するタイミングやそこまでの体力を温存することに苦慮している事業主やマネージメントがたくさんいることでしょう。いや、個人も同じ、失業給付の終了が視野に入ってきました。多くの人が人生の岐路に立ち、人生の選択に迫られています。その歩みにグアム政府の舵取りが大きく関わってきていることに是非思いを馳せて今すべきこと、正しい選択を見極めて欲しいです。期待しています。かんばろうGUAM!!!

 

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