2021年6月20日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約
米国国立気象局(NWS)グアム気象予報事務所は、ポナペイ島の西にある熱帯低気圧(94W)を監視している。グアム国土安全保障省/民間防衛局のプレスリリースによると、グアムに向かって西北西に進路をとっているため、さらに発達する可能性のあるとしている。気象学者は、この熱帯低気圧が嵐になるのか、またその時点でグアムにどれくらい近づくのか、はっきりとは言えないという。少なくとも、94Wは火曜から水曜にかけてグアムに雨をもたらし、雷雨も予想される。
グアム、ロタ、テニアン、サイパンでは、12月までに4〜6個のストームが発生する可能性があり、気象システムは約半数が台風になる可能性があるという。マーシャル諸島共和国のような他のミクロネシア諸国では、サイクロンの発生数は0〜5個と予測されている。
「活動は東から西、北から南へと大きく変化するため、島によって影響が異なること。2021年は、2020年よりも忙しい熱帯サイクロンの年になると予想している」と専門家は報告した。
熱帯低気圧94Wについて、米国国立気象局の担当者は、まだ不確実性があるものの、グアムと北マリアナ諸島の住民は、天候が回復するまでの間、庭にある機材の撤去、キャノピーの固定、ゴミの撤去などの予防措置を取ることが推奨されると述べている。
気象活動の活発化
グアムとその周辺地域では、過去数十年の間に多くの台風が発生している。グアム大学気象学助教授のマーク・ランダー氏によると、1997年にスーパー台風パカがグアムを直撃するまで、7つのスーパー台風がマリアナ諸島の間を通った。その前年には、西太平洋では43個のサイクロンが発生し、そのうち24個が台風となった。1992年には5つの台風がグアムの60マイル以内を通過。ランダー氏によると、この年、グアムでは3つの「目の通過」があったという。
「今後数ヶ月間は、地域全体で少しずつ活動が活発になるでしょう。マリアナ諸島のピークシーズンは通常、8月、9月、10月、上陸するかを予測するものではない」こと述べた。
ストームや台風が島に近づいてきたときの気象専門家と地域住民とのコミュニケーションについても言及した。合同台風警報センターから警報や注意報が発令されると、パブリック・アドバイザリが頻繁に、そして定期的に発表する。1日に最大8回発表されることもあり、また、それぞれの島に合わせた情報も提供する。
グアムではサイクロンの中心がグアムのレーダーの範囲内(沖合約230マイル)に入ると、1時間ごとの最新情報が発表され。これらの情報は、通常、NWSグアムとグアム国土安全保障省のソーシャルメディアページで共有される。
コロナから500日、
日本の玄関口成田空港の今
昨夜成田から友人が帰島しました。成田空港は相変わらず人もまばらで閑散としています。レストランやお土産物屋さんの大半が閉鎖。これがコロナ500日、今の日本の玄関口の姿です。それでも空港従業員などの利用もあるためか、和食、寿司、中華、とんかつ店の4店舗が営業、あと数件のカフェもオープンしていたようです。
出国審査を通り過ぎた後もお土産のお菓子、雑貨、たばこ、お酒などをうるお店は数店舗オープン。ブティック系はすべてクローズ。ゲートエリアの飲食店もクローズしていたようですので、お食事が必要な人は空港ビル内で済ませたあと、出国審査をする方がよさそうです。
ちなみに旅慣れた人はスマートチェックインを利用されてきた人も多いでしょう。いくつかのマシンは引き続き使え、搭乗手続きをできるようですが、預ける荷物を渡すスマートラゲージは閉鎖しているので、結局チェックインカウンターに預けることになりますので、要注意のようです。
観光業再開のタイミングの見極め、手法、いろいろプランが進んでいるようですが、その出鼻を台風やストームが挫くことがないことを願います。
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