2021年8月18日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
月曜日の夜に65歳の男性が死亡したことにより、グアムのCOVID-19関連死は144人になった。この患者には基礎疾患があり、COVID-19のワクチン接種の記録がなかった。また、グアムのCOVID-19エリアリスクスコアは9.5と今年最高の記録的な高さに達した。感染力の高いデルタ株が地域に広がっていることから、入院患者数は14人に達した。
「この致命的なウイルスによって失われた命に直面する度に、COVID-19との戦いが続いていることを痛感させます。ご家族、ご友人、そして彼を愛したすべての人々に、深い哀悼の意を表します」とグアム知事は声明を発表した。
グアム知事はワクチン接種の取り組みが大きく進展したものの、依然としてこのウイルスに感染しやすい状態にあると言い、ワクチンを受ける資格のある方は接種を受け、自分自身や大切な人を守り、私たちのコミュニティを守ってほしいと述べた。
63件の新規症例
月曜日に検査した1,080人のうち、新たに63人のCOVID-19陽性が確認された。今年に入ってからの1日あたり最多の報告数で、2020年3月以降、COVID-19の症例が9,081件となった。
現在入院中の患者は14人、390人が隔離されている。8人がグアム・メモリアル病院、6人がグアム・リージョナル・メディカル・シティに入院しており、うち2人は集中治療を受けている。
月曜日の時点で、12歳以上のワクチン対象者のうち、105,885人(77.69%)がワクチン接種を完了。内訳は12歳から17歳までの8,444人と、18歳以上の97,441人となっている。
火曜日、グアム教育省は、Agueda I. Johnston Middle School、F.B. Leon Guerrero Middle School、Tiyan High Schoolの生徒3人の感染を確認した。また、Astumbo小学校に勤務する従業員1名にも陽性が確認された。木曜日に対面学習を開始して以来、公立学校の生徒の陽性者は合計11人、カトリック学校では火曜日に新たに4名の陽性が報告された。
グアム保健省、グアム州兵、その他の協力機関は、COVID-19の検査と予防接種を強化している。
検査を受けられる場所
– 水曜日から土曜日、午前8時から正午まで。ティーザンの旧カーニバル会場
ワクチン接種の場所
– 水曜日、午前9時から正午まで。グアム保健省南部地域コミュニティヘルスセンター(イナラハン)。
– 水曜日~土曜日、午前11時~午後6時。マイクロネシアモール、2階、センターコートの上。
– 金曜日、午後1~4時。グアム保健省北部地域コミュニティ・ヘルス・センター(デデド)。
– 土曜日、午前9時〜午後1時。グアム大学ビジネス・行政学部向かいの駐車場にて、ドライブスルーによる予防接種クリニックを実施。
再び旅行を楽しめる日々を願って
苦難の夏を乗り切りましょう。
日本では「緊急事態宣言」に7府県追加、10県への「まん延防止措置」適用を決定。さらに期限が8月20日から9月12日まで延長されることになり、依然状況は改善することなく、出口が見えない状況ですね。今まで日本の知人や友人にコロナ感染者は見当たりませんでしたが、ここにきて聞こえてくるようになりました。やはりコロナが身近に迫っているという感じですね。
グアムでも今年に入り押さえ込んでいた新規陽性者の増加傾向が顕著になっています。グアム政府の対応にも思うところはいろいろありますが、日本政府の通り一遍の対応と無策には憤りさえ感じてしまいますね。日本がコロナからの出口へ向かうことを見極め、グアムの観光再開へ繋げたいところですが時期尚早という感じは否めません。みなさんとお会いできる日はさらに先になりそうな状況が残念でなりません。まだしばらく続きそう観光業の空白期間、じっくり今後の10年、20年を見通したグアム観光の立ち位置や魅力の再構築を考える最後のタイミングにしたいですね。
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