2021年12月9日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約
グアム政府観光局(GVB)局長は、パンデミック収束後の観光計画には、文化を重視した旅行先としてグアムをブランディングすることが計画されており、約5,000万ドルかかり、必要な金額のうち2,000万ドルを確保したという。これはグアム知事が観光客を呼び戻すための「Reimagine Guam」プロジェクトのためにGVBに投資すると述べた、アメリカン・レスキュー・プランの資金が充てられる。残りの3,000万ドル程度の資金を調達するために、議会が最近可決した大規模なインフラパッケージや、予想されるBuild Back Better法案の可決など、追加の資金源を期待している。
GVB局長は、「これは官民上げて取り組むパートナーシップで取り組む素晴らしいプロジェクトであり、ビジョンです。ビジョン2025のようなものです。」と言う。同局は、2014年に策定された2020年計画と同様に、2025年計画の策定に取り組んでいる。今回、グアム知事とGVB局長は、より文化を重視した観光プランを構想している。
GVB局長は、観光計画の概要を説明し、観光客が増え始め宿泊施設のインフラが整備され始めた1970年代を振り返ると述べた。グアムには人々の魅力、文化の豊かさ、そして美しさがあり、あの頃に戻り、さらにそれを5G世代と結びつけるという。グアム知事は、観光ビジョンの詳細を発表する予定だとしている。
GVBと知事室が取り組んできた観光計画は、COVID-19のパンデミック以降も視野に入れている。ただし、「Reimagine Guam」に、GVBの争点となっている成人向けレクリエーション用マリファナの合法化が盛り込まれているかどうかは現時点では不明。
グアムは米国疾病予防管理センター(CDC)によるCOVID-19リスクのある渡航先リストから正式に外れたため、グアム島独自でパンデミック対策を行うことができるかどうかを検討している。さらに私たちは、自分たちでコロナ対策をすることができ、92%の人々がワクチン接種を完了し、22%がすでにブーストされているとアピールできる。
グアムはパンデミック前の2019年度に過去最高の160万人の入国者数を記録していたのが、2021年度には6万343人の入国者数となった。2022年度は約20万人の到着者を期待している。本日のGVB理事会では、最新の月別到着数や、COVID-19のオミクロン株がアシアナ航空の運航再開を含む予約やフライトに与える影響について報告される。
新しいプランには
環境整備やサポート体制も。
2014年にまとめられたツーリズム2020、パンデミックで状況は急変したものの、2019年までの進捗はどうだったのでしょう。目標達成への道筋を確実に歩んでいたのかしら?何事にも具体的な計画と振り返りを随時重ねながら進めることが大切な気がします。
新しくまとめられる「Reimagine Guam」プロジェクトについては、その目標に向けての方向性やタイムライン、このプロジェクトに沿ったサービスやプランをサポートする仕組みなども整備しないと大きな流れにはつながらない可能性があるので、緻密な計画を立ててほしいですね。
旅行者のニーズや環境とグアムが進むべき、進もうとする道筋が乖離することがないよう、官民が歩調を合わせてすすめるように環境整備されることを願っています。そして数年後、新しい魅力み満ちたグアムになるように……。
コメントを残す