2022年3月20日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

グアムの物価がアメリカ本土の多くの地域より高いことは、ほとんどのグアム人が知っているが、最近の日用品の値上げには眉をひそめている。「グアム大学経済学部のロザン ジョーンズ教授は、ほとんどの価格は加速度的に上昇しています、という。

 

地元の多くの家庭で主食として使われているカルローズ米1袋は、2018年は23.99ドル、2020年には27.99ドル、つい数週間前には広告で34.99ドルと表示されていた。同様にベーコンも2018年は3.99ドル、2020年は4.29ドル、そして今は9ドルを超えている。価格上昇、特に最近の上昇傾向の大きな要因は、2つの世界的な出来事がほぼ重なっていることによる。

 

「COVID-19の影響で、サプライチェーンが混乱。労働者が出勤できなくなり、さらに感染拡大で建物にさえ入れなくなったのです」とジョーンズ氏は説明する。「このような混乱が価格に影響を及ぼし、十分な生産が行われていないのだと思います」と話す。ジョーンズさんは、急激な値上げはすぐには終わらないかもしれないと警告。労働力を確保するためには、もっと給料を上げなければならない。

 

「今、ウクライナの状況が石油危機が起こしている。グアムは燃料を遠くから調達しなければならず、燃料のコストアップ分と運送コストを支払わなければならないのです」と話す。このような状況下で、企業はコスト増と顧客を惹きつけるだけの低価格を両立させようとしている、と付け加えた。

 

「私たちは皆、物価が上がるのに合わせて行動していますが、お店の人たちは、この物価上昇の速さは信じられないと言っています。時間が経てば、私たちは物価上昇に適応していくと思います。今後しばらくの間、この高い価格と共存していくことになるでしょう。燃料のような特定の品目の価格が下がり始めても、上昇した価格ほどには下がらないでしょう?なぜなら、企業は他のコストを負担しているため、本来得られるはずだった利益を得るために、価格を高く維持する必要があるからです」と言う。


物価上昇を受け入れ慣れる前に
多くの問題が噴出するでしょう。

 

この種類の記事を見る度に思うのが、庶民の肌感覚と変わらない内容に留まっていること。平均給与の推移と比較したり、節約のアドバイスがあったり、価格高騰を抑える政策を提案したり、中長期的に食料自給率を高める産業育成のアイデアがあったりするといいなと思います。このままでは、社会保障に頼る人も増えてくるでしょう。

 

コロナ前までランチは$10程度で賄えるところが多くありましたが、今は$20は覚悟しないといけません。もちろん食材はじめ諸経費の高騰が価格に転嫁されていることは認識していますが、住民が慣れるのを待つしかない、というだけでは見放された感じになります。物価の高騰に耐え、未来へ希望が持てる記事がどんどん出てくるといいですね。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!