2020年11月30日朝刊 Pacific Daily News より抜粋、要約

 

グアム島の住民は頻繁に停電があることに気づいているかもしれない。グアム電力公社によると、10月1日以降グアムでは47回の停電が発生しており、うち9回は発電ロスによる低周波によるもの、残りの停電は、回線のハードウェアの問題、悪天候、植生、ヘビなどが原因であるという。この週末にはさらに2件の停電があり停電回数は49件となった。これらの停電は事前に通知をする予定停電ではなく予定外の停電となった。

 

発電ロスによる停電のうち、3件は太陽光発電によるもので、天候の影響で太陽光発電が急に停止したという。残りのうち2回はユニットの損失によるもので、1つは燃焼タービンからの電力ロスによるものであった。3つの停電はマリアナス・エネルギー・カンパニー8号機の損失によるもので、12月16日に再度メンテナンスを予定している。

 

停電が発電機の故障によるものであった場合、復旧にはバックアップ発電機に切り替えるのに10分から15分かかるという。グアム電力公社は停電の回数を極力減らすことに務めている。主要発電機の2基は老朽化しており、規制に適合していないため2022年までに新しい発電機が導入される予定で、より効率的な発電が可能になるとしている。


脆弱な社会インフラが
ポストコロナには
さらに表面化しそう!

海底ケーブルに繋いで5G導入とか、ハイテク産業を誘致とか、公立学校のオンライン授業とか……コロナ禍で、そしてコロナ後も電力の安定供給をベースにした朝刊ブログを書いてきましたが、これほど頻繁に停電があるとなると、すべてが絵に描いた餅ですね。数日前にもオンライン授業しているはずの子供が停電で授業を受けられない、なんて怒っているお母さんがいましたが、子供にとってもやる気を削がれますよね。

 

最近停電が多い気はしてましたが、以前からもそこそこあるので、特に会話に上ることもなくスルーしてました。そもそもインフラが脆弱なグアム、電気だけではありません。断水することも珍しくありません。そのため家庭でも発電機や貯水槽をあらかじめ確保しているところも多くあります。我が家でもある程度、社会インフラの自給自足体制を整えています。菅総理が政策理念として掲げている「自助・共助・公助」、グアムは一歩先を行っているのかしら?

 

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