2020年12月19日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム教育省(GDOE)は、新年度の学期がはじまる1月11日から1週間後の1月19日に対面式のクラスを開くことを視野に入れている。GDOEの最高責任者フェルナンデス氏は金曜日、準備に十分な時間を確保し、保護者と生徒へのオリエンテーションを行うことを計画しているため、開始日を遅らせることを検討していると述べた。

 

もう一つの懸念は、年末年始の休暇。グアムでは11月下旬からCOVID-19の新規陽性者が減少しており、エリアリスクスコアとGDOE独自のリスク評価で感染リスクが下がっている。しかし、関係者は、連休明けに感染拡大に転じる可能性を懸念している。「もし最初の登校日を19日からとするのであれば、潜伏期間が経過した後となり、教職員の安心感も得られるのではないかという。

 

12月22日、グアム教育省はグアム教育委員会に日程を含めた対面クラスの再開案を提出し、決定を仰ぐことになる。公立校や私立校の開校にはグアム知事の許可が必要となり、GDOEは1月からの対面授業の再開を見据えて計画を練っている。グアム知事の許可が下りた場合は、最初の1週間は教職員の研修に充てられる可能性があると述べた。つまり、GDOEが1週間の延期を推奨しない限り、1月11日が実際の授業開始日となる。フェルナンデス氏は金曜日の作業部会で、準備に時間的余裕を持って開校すると述べた。

 

もう一つの提案は、段階的に対面授業に移行する案であり、小学校からはじまり、中学校は1週間後に開始するというものである。これにより、公共事業局(DPW)がバスをスムーズに運行でき、現在GDOEはDPWののフィードバックを待っている。GDOEのオンラインとハードコピーの配布の学習オプションは、対面での指導とともに引き続き利用可能。

 

GDOEの調査では子どもを学校に通わせると答えたのは約34%にとどまり、12月18日に対面授登録は締め切られた。また、56%の学生が、対面授業に対し「やや快適」「非常に快適」と答えている。GDOEが18歳以上の生徒を対象に行なった調査では、309人のアンケートで34%が対面授業に参加すると答えている。


子供達が元気でさえいてくれれば
お母さんたちは頑張れますよね!

 

日本では文部科学省の調査で五千人超の大学生、大学院性が10月までにコロナ感染拡大の影響で退学したり休学したりしたことがわかったと報じられた。実際はさらに多くの学生の学びの継続が叶わなくなっているのではと思うのですが、いずれにせよ若い世代にとっても人生設計の変更を余儀なくされていることでしょう。

 

ここグアムの学生、アメリカや日本の大学に進学した学生も同じです。経済的理由で在籍が継続できないケースに加え、コロナ禍が続く中で就職が難しくなるだろうという予測で卒業時期を調整する動きもあります。日本の大学は年間の学費が一律であるのに対し、アメリカ圏では単位制を導入しているため、受講クラスの数で授業料が異なります。何らかの仕事や別の分野の勉強をしながら、専攻分野の授業を継続するなど、あの手この手で経済的負担と卒業時期のバランスを見極めているようです。

 

親にとっては、子供達が元気に楽しく、できれば意欲的に学んでくれることが何より。コロナ禍で生活が大きく変化してしまいましたが、1日も早く学校やキャンパスに戻り、笑顔や笑い声が戻ってくることを願うばかりです。仕事や家計の不安が続きますが、子供達さえ明るく前向きでいてくれればお母さんたちは頑張れるのですから……!

 

この記事をSNSでシェア!