2021年1月15日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム労働局長が水曜日に発表した時間短縮された労働者は失業給付を請求できない、申請した人は過払い金に直面する可能性があると述べた。これに対し給付を認可している法律と矛盾していると代議員のマイケル・サン・ニコラス氏は言う。

 

2020年12月30日に州の労働力機関に向けて発行された連邦労働局のメモでは、「申請人はコロナウイルス援助・救済・経済安全保障法の下で失業、部分的失業がCOVID-19関連の理由に起因するものである場合、証明書を提出しなければならず、PUAが請求される各週について具体的な理由を特定しなければならない。これは2021年1月26日以降に始まる週に適用される」とし、部分的な雇用や時間短縮を認めているという。

 

しかし、延長されたPUA資格に関する1月8日の米労働省からの書面ではグアム労働局長もCOVID-19パンデミックの影響で労働時間が大幅に短縮された以前はPUAを受けていた数千人が、アメリカ連邦労働省のガイドラインに基づいてプログラムから切り離されているとしている。「私たちも納得できるものではありませんが、連邦政府のプログラムであり彼らの資金です。私たちは執行するのみです」と語った。

 

シェリルさんとカタリナさんにとって、PUAの資格がなくなったことを知り失望している。現在、週に20時間かそれ以下しか働くことが許されておらず、通常の週40時間の労働時間よりもはるかに少ない。「仕事がなければ、家族を助け、請求書を支払うために働く以上のお金を得るだろう」という。

 

パニックにならないでください
マイケル氏はPUAの資格を失うことについてパニックにならず、冷静に新政権が発足して法律に即しておらず、市民生活への影響が大きいことが明確になることを待つように市民に促した。

 

ジョー・バイデン次期大統領の就任宣誓は1月20日
グアム知事はバイデン次期大統領との電話で新しい救済策が急務の課題であることを共有していると言い、グアムが取り残されないように、また、現在のパッケージで足りなかった点を改善できるように努力するとしている。

 

誰がまだ資格を持っているのか?
パンデミックのためにまだ失業しているか、または休職中の人々は延長されるPUAに適用する資格がある。しかし、グアムの社会的制限がさらに緩和されれば、仕事探しの要件が導入される可能性があるとグアム労働省局長は述べていますが、それは知事の判断に委ねられている。

 

また、デイケアセンターや学校が完全に再開されれば、デイケアセンターの閉鎖を理由に仕事に戻らない、あるいは全く働かないということはできなくなるだろう、という。


感染拡大が続く中で
手薄になっていく支援策!

 

今年はワクチンが広く行き渡り、コロナから回復軌道を着実に進んでいくだろうという期待とともにお正月を迎えたのに、この2週間で世界の状況はさらに深刻化してしまっています。グアムにとって関わりの深い日本では首都圏はじめ11都府県で緊急事態宣言は発令され、アメリカでは入国要件が厳格化され国境がさらに閉ざされ世界中が鎖国に近い状況になっています。

 

そんな状況とは裏腹に支援策だけは徐々に手薄になりはじめています。今回もまたしても「後出しジャンケン」状態で後付けで手枷足枷をつけられている感じですね。ニュースに一喜一憂することがないように心がけてはいるものの、やっぱり落ち込んじゃいます。世界状況の悪化とコロナ対策がチグハグで……。

 

8割おじさんの予測もgoogleの感染予測でも緊急事態宣言期間終了予定日後も感染拡大が収束する気配はありません。むしろその後も感染の波が継続するかのような予測を示しています。それらの予測が当たらないことをひたすら願っていますが、同時にAIの信憑性を試す意味でも注目しています。

 

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