2021年1月27日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアムホテル・レストラン協会とグアム商工会議所は公聴会で、3月1日に予定されている最低賃金50セントの引き上げを延期するよう提案した。両団体は、2019年に最低賃金引き上げる法案が議論されていた際にも反対していた。「グアムの企業はパンデミック禍で、事業の見直しや労働力の削減など、多くの困難な決定を余儀なくされている。ビジネスの継続のためには、この時期の経営コストの増加は受け入れられません」とホテル・レストラン協会会長は述べた。

 

グアム・プレミア・アウトレットのゼネラル・マネージャーは、「グアム島の労働者の待遇改善に反対しているわけではありませんが、経済が低迷している時期に最低賃金を上げることに反対しています」と述べた。グアム・プレミア・アウトレットではテナントが75店舗から49店舗に減少したという。

 

グアム立法府は2019年、最低賃金を2年間で1ドルずつ引き上げる法律を可決している。2020年3月に50セントの引き上げが行われ、現在の8.75ドルになっている。そして、2021年3月1日に2回目の50セントの引き上げを予定しており、最低賃金は9.25ドルになる。昨年2月、グアム商工会議所が最低賃金の引き上げの延期を求めたがグアム知事は拒否した経緯がある。グアム政府広報は、本日行われる商工会議所会議でグアム知事がこの問題に言及する可能性があると述べた。

 

連邦政府の最低賃金は現在時給7.25ドルであるが、グアムの最低賃金を引き上げる法案の草案を提出したアグスティン議員は、連邦政府が最低賃金を15ドルにする議論をしていると指摘。グアムでは50セント引き上げ改正法案は、2022年3月に再スケジュールする法案が検討されることになる。


私が描く負の連鎖のイメージ、
間違ってるといいなー!

 

昨日は失業給付金の時短労働者への給付ガイドライン変更のニュースを書いて、朝から凹んでしまいました。あまりにも社会的影響がある事案にも関わらずお粗末な展開に落胆から立ち直れず…….。そして今日はさらにグアム経済に大きな影響を与える事案が話題になっています。この時期に最低賃金引き上げを支持する人は現状が全く見えていないのか、もしくは日々の生活には困らない資産家なんだろう、と思えます。

 

私たちが日頃利用しているレストランを例にとっても、店内飲食が再開しても以前と同じだけど利益が上がっているとは思えません。従業員さんの顔ぶれを見ても半分ぐらいに減っている感じ。雇用と経営をギリギリのバランスでとっているのではないかと勝手に推測します。時短労働者への給付ガイドライン変更と最低賃金引き上げは「商売を辞めなさい」と同意義に聞こえる経営者も多いのではないでしょうか?

 

時給が上がれば従業員の数を減らさざるを得なく、失業者をさらに増やし、社会保障のサポートを受ける人が増え、失業者の方が時短労働者より多くの収入を得ることができ、勤労意欲を削ぎ、社会全体を見渡せば経済格差がさらに両極端になり、社会が停滞し、治安の悪化を生み……そんな連鎖にならないのでしょうか?主婦の肌感覚では、そんな風に思えて仕方がないのです。経済に詳しい方があれば、この負の連鎖が間違っていれば教えてください。

 

そんな凹んだ気分を解消してくれるのはスィーツ。グアムラバーズのパンケーキミックスを使ったクッキーが入ったペコリさんのケーキボックス$25。美味しいケーキと淹れたてのコーヒーで仲間とお茶会、凹んだ気分が少し解消されました。スィーツのパワーはやっぱり絶大です!

 

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