2021年4月25日朝刊 The Guam Daily Postより抜粋、要約

公立学校の生徒の80%以上が来年度から教室に戻ると答えているが、社会的距離の要件を考慮すると、対面式の学習を再開することは困難である。

対面式学習を希望した生徒の内訳は、
– 小学校 87%
– 中学校 84%
– 高等学校 82%

オンライン学習を希望する生徒の内訳は、
– 小学校 13%
– 中学校  16%
– 高等学校  18%

グアム教育省は3月17日から4月9日までの登録期間を設け、次年度の計画を立てている。

 

限られたキャパシティで限られた登校日
生徒数が多いため、一部のクラスやカフェテリア、廊下などの共有スペースで社会的な距離を保つためには生徒数に制限を設けなければならない。これでは、グアム教育省が目標としている週5日の対面式学習を進めることは困難である。

 

グアム教育省の担当者はは、次年度の計画を立てるために各学校を訪問し、施設の収容能力を調べた。来年、キャンパスに戻ってくる生徒の数を考えると、施設のスペースを最大限に活用する工夫をしなければならないという。6フィートの社会的距離は、コーラス、バンド、音楽、体育などの選択授業にも適用される。

 

カフェテリアでは生徒がマスクを外すため、6フィートの距離を確保する必要がある。小学校、中学校、高校の大部分は、安全性に配慮して、3回のランチタイムを導入しなければならないと言う。さらに30フィート×40フィートのテント、折りたたみ式のテーブルと椅子を調達し、屋外のダイニングエリアを準備する。また、生徒が休み時間に使用するための椅子も調達している。また、廊下などでバスや車を待つ生徒の混雑を緩和するために、下校時間をずらすことも検討している。

 

標準化されたオンライン学習
グアム教育省は学区に関係なく登録できるオンライン学習プログラムを作りたいと考え、オンライン学習の標準的なモデルを作成している。


子供達には心も体も
健康的に育ってほしい!

 

子供達にとって苦難の日々はまだまだ続くようです。街に以前の賑わいが帰ってきても、厳しい制約のある新たな日常になりそうですね。学習の遅れだけでなく、精神的な面での負担は計り知れないものになるのではと、心配でなりません。

 

日本では学校イベントや行事などには影響が出ているようですが、授業については通常の状態に戻っているようですが、年明けに小学4年生以上を対象に行われたアンケート調査では、小学生の15%、中学生の24%、高校生の30%に、中等度以上のうつの症状がみられたということです。社会の混乱や閉塞感は、子供に過度のストレスを与えているのでしょう。

 

グアムでは今も登校を選択しても週に1日のみと聞いています。あまり聞こえては来ないのですが、就学世代のお子さんを持つ親御さんも随分悩まれているのではと思うのです。もし、自分がその立場だったら、子供の行動にイライラしたり、こんな状態でいいのか自分も不安になったり、親子でやり場のないストレスを抱え関係もギクシャクしているのではと思うのです。この分野だけは問題が顕在化する前に、子供や親御さんからの声を集め、見識者の意見を聞きながら社会やコミュニティーで認識することが大切なのでは……。「いのちの電話」的なホットラインに至らない、日常的な議論や情報共有、サポートの仕組みがあれば、心強いのではと思います。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!