2021年6月14日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

グアムは米国の撤退プロセスの一環として避難が必要なアフガニスタン人とその家族を受け入れる準備ができている、とグアム知事は述べた。しかし、ジョー・バイデン大統領に宛てた手紙の中で、そのプロセスにおけるグアムの役割に関する議論に参加したいと述べている。

 

グアム知事は「一部の議員が、この撤退プロセスにおいて、アフガン人パートナーのビザ管理と避難のためにタスクフォースを設立し、米国内の恒久的な場所に移動する前の一時的な移動先としてグアムを検討するよう提案していることを知りました」とバイデン大統領宛の手紙に記した。

 

さらにグアム知事は、いかなる決定もグアムの最善の利益を反映したものであることを確認したいと述べている。配偶者や子供を除いて、約18,000人のアフガニスタン人が特別移民ビザプログラムによる米国への入国を待っている。これらの人々は、アフガニスタンで翻訳者や通訳として米軍に協力した人々。

 

ミリタリー・タイムズ紙によると、グアム州議会議員のマイク・サン・ニコラス氏をはじめとする連邦議会議員が、それらの人々を安全地帯(おそらくグアム)に移送することを開始することを望んでいるという。

 

「国防総省、国務省、USAIDなど、米国のどの組織も、撤退後のアフガニスタンで彼らを保護する能力や権限を持っていません」と、議員たちはバイデン大統領に宛てた書簡で述べている。

 

グアム知事はバイデン大統領に宛てた手紙の中で、「グアムは歴史上、人道的活動のための安全なルートとしての役割を果たす準備ができています。そして今日、それは変わりません。グアムが選ばれた場合、私の政権はこの問題に関するあなたの計画を実行するために支援する準備ができていることをお約束します」と記した。

 


あれから20年。
アフガニスタンに
平和が訪れますように。

同時多発テロから20年にあたる2021年9月11日を期日としている米軍のアフガニスタンからの撤退が加速しているようです。バイデン大統領は1975年、ベトナム戦争終結に際には南ベトナム人の救出に反対したようなので、アメリカ軍に協力したアフガニスタン人の人々は今かいまかと良い知らせを待ち望んでいることでしょう。そもそもアメリカに永住できる特別移民ビザ(SIV)発給を条件に、駐留米軍や多国籍軍の通訳などとしてアフガニスタン人の協力を得ていたらしいので、約束は守らないとね…..。

 

あれから20年ですか…..。背筋の凍りつく思いでテレビに釘付けになった日のことを思い出します。80年代、90年代にも紛争や戦争があっても、遠い中東やアフリカの地での出来事で日本人にはリアリティーが感じられなかったように思います。でも、あの9/11で初めて同盟国アメリカが傷つく姿を目の当たりにしたのです。多くの犠牲を払うことになったアフガニスタン、米軍撤退となった和平合意が守られることを願うばかりです。そして、そのプロセスでグアムが受け皿となる場合は、当然グアムが発言力をもって議論に加わりアメリカ国内での存在感も高まっていくことを願います。

 

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