連日、多くの旅行者で賑わっていたアルパンビーチクラブ

2021年7月2日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

グアム知事は7月4日午前12時1分より、到着後72時間以内にPCR検査の陰性証明を提示する旅行者は、検疫を免除されることを発表。渡航制限のさらなる緩和を歓迎するグアムの復興タスクフォースのメンバーは、先着5,000人の観光客に500ドルのデビットカードを提供するという250万ドルの観光インセンティブ案を検討している。復興タスクフォース議長は「これでグアムの観光産業を前進させることができます。航空会社や旅行業界がグアムを売り込むために必要としていたことです」と語った。

 

グアム政府観光局(GVB)の副局長は、グアムへの旅行者を誘致するために、先着5,000名にバス会社、タクシー会社、レンタカー会社、地元のツアー会社、レストラン、小売店などで使用できる500ドルのデビットカードを提供するという修正案を発表まとめた。さらに、GVBはアメリカ復興プログラムからの資金提供を要請し、グアム知事が承認すれば最大1万人を対象にプログラムを拡大したいという。

 

GVBはグアムホテル・レストラン協会とグアム経済開発庁がこのプログラムから脱退したことを受けて、観光客や企業に対するインセンティブ案を修正、より競争力のある、わかりやすいプログラムになっているとしている。また、デビットカードプログラムの実施には、第三者を起用する必要がでてくるかもしれない、という。6月24日のGVB理事会では、プログラムをさらに拡大する柔軟性を含めて160万ドルのインセンティブプログラムの予算が承認された。

 

その他のインセンティブ
GVBは航空会社の実際のコストと売り上げの損益分岐点のギャップを補助する案や、チャーター便の主催者に乗客1席の販売につき100ドルを支払う案などの案も提示した。この案には休暇を取りながらグアムで予防接種を受けたいという人をターゲットと考えているフィリピンや台湾の航空会社が興味を持っている。

 

7月6日、10日、14日、18日のは台湾からのチャーター便が運航される他、フィリピンからのチャーター便も計画されている。フィリピン航空はチャーター便にタイのバンコクからの乗客を乗せることを計画しているという。タスクフォースメンバーは、旅行規則が緩和されたことで、グアムは「旅行バブル」という概念を押し進める必要はないとしている。

 

低コスト
Air V&Vのワクチン観光プログラムを含むパッケージ旅行では、パッケージに含まれる追加のPCR検査や島内移動サービスが不要になるため、コストが大幅に削減されるという。また、健康モニター「サラアラート」への登録も不要となり、これもコスト削減につながる。また、7月のチャーター便をキャンセルした台湾からの観光客が、検疫規制の緩和を受け再び申し込む人もいる。

 

Air V&Vの医療業務責任者は、旅行制限が緩和されたことで標準作業手順は無意味になったと述べている。しかし、旅行者がCOVID-19の陽性反応を示した場合の明確な手順が必要であるとタスクフォースのメンバーは述べている。

 

準備ができているかどうか?
GVBは米国防総省と契約しているホテルの中には、Air V&Vや一般の観光客を受け入れる準備が9月か10月になるのではないかとしている。すべてのホテルがすぐにオープンすることを期待しているが、軍がAir V&Vと一般の観光客を同時に受け入れることができるかどうかを懸念している。

 

今回の渡航制限解除の発表は、グアムが18歳以上の成人人口の75%以上にワクチン接種確認後に行われた。次の目標は7月21日にグアムが77回目の解放記念日を迎えるまでに、少なくとも80%(96,031人)の成人がワクチン接種すること。

 

「グアムは安全な観光地であり、旅行者がワクチン接種を希望すれば、接種できる」というメッセージを発信すべきだとしている。


コロナを転機に大きく
飛躍するグアムでありたい!

 

不透明な状況をどう見るかは非常に難しいことですが、答えの無い事案の場合、リーダーシップや市民の合意形成が重要になると思います。タイミングを逃さず、有限な資源をいかに効率よく投入するか、経済の回復とコロナ後の産業構造を一貫した軌道で描けるか、各国が同じ課題を抱えています。理由は異なれど世界大戦級のダメージを世界に与えたパンデミック、この機会をゲームチェンジとして捉え、成長発展していく国や地域があるのか、興味深く見守っていきたいを思います。

 

今朝はグアムラバーズの仲間とホテルで遅めの朝ごはん。軍関係者の宿泊がメインのホテルは今も静かで、ビーチはプライベートビーチ状態。半世紀に渡りグアムの風景と化した旅行者が行き交う姿や子供たちの笑顔が懐かしくてなりません。再スタートはコロナ前を目指すのではなく、今後50年人々を魅了する新しいグアムに向けての滑り出しとなることを願うばかりです。

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