2021年7月9日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

グアム政府観光局(GVB)は木曜日、来年の会計年度の観光客数を楽観的な予測としてパンデミック前の10%以下の13万人、厳しい予測では観光客を中心に軍人も含めて7万人から8万5千人としている。GVBは今年度中には合計4万人の到着を見込んでいる。

 

グアムは2019年に過去最高の160万人の渡航者があったが、そのほとんどが韓国、続いて日本と続いている。GVBによると、日本の観光客がかなりの数で回復するには、あと1年かかると予想している。

 

今週、台湾から150人以上のワクチン観光客が、Air V&Vプログラムで到着、今月のチャーター便では、台湾から2,100人以上の訪問者が見込まれている。GVBは、さまざまな情報源から得た実際の到着数と座席数の年度累計実績、Air V&Vの実績などを総合的に判断し、韓国が次に訪れ、日本は数ヶ月遅れるかもしれないと想定している。「我々の感覚では、台湾と韓国が観光業回復の牽引役になるだろう」とGVB副局長は述べ、日本からの訪問者は早くても来年の春、おそらく夏に向けてとなるだとう」と語った。

 

今週到着した台湾からの観光客のほとんどは50歳以下で、自国ではまだワクチンを受ける資格がないため、来年初頭まで台湾でのワクチン接種が期待できないという。GVBはAir V&Vプログラムを継続することが他の市場に波及し、到着数の増加につながることを期待していると述べている。またグアムの課題の1つとして、他の観光地との競争があることを指摘し、GVBは来年度の予算として、通常の2倍以上の2,760万ドルを要求し、積極的なマーケティング活動の展開を想定している。


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それぞれの国の事情や判断に左右される事案だけに、予測するというのは難しいと思います。実際2021年度の来島数予測を当初は200,000〜400,000人としていたものを、その後82,600人に修正したり……その差は誤差の範囲でなく桁が違うことを経験してきただけに、それぞれ個人や起業が独自に情報収集して再開の時期や規模を判断して動くしかないでしょう。

 

今はじっくり観光業再開に向けての体制づくりに専念したいところですが、オイルに始まる物価の上昇が観光業再開の勢いを鈍化させるのではと懸念されます。多くの生活物資をアメリカ本土からの輸入に頼るグアム。5月のアメリカ本土の消費者物価指数は前年対比5%アップ、インフレ傾向が顕著です。2%アップぐらいまで下がるには今後一年ほどかかるというエコノミストの見解を信じるとすると、時差でグアムに押し寄せる値上がり傾向は来年一年は続くのではと想像します。コロナ疲れを癒す旅が価格に見合った満足度の高いものにできるようサービス内容の見直しが必要になりそうですね。

 

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