2021年7月29日朝刊 The GUAM Daiyly Postより抜粋、要約

 

グアムには観光客が少しずつ戻ってきていますが、タモンには観光に必要な店舗やレストランがほとんどないため、グアム観光局(GVB)関係者は、火曜日に観光関連事業者の再開を呼びかけた。グアムの主要観光市場である韓国からの定期便は7月31日と8月6日から再開される。

 

7月6日以降に到着した台湾人観光客は火曜日の午後に到着した177人を含み1,000人以上、8月には少なくとも7便のチャーターが予定されている。しかし台湾からの観光客のほとんどは、Air V&V、つまり「ワクチン接種と休暇」プログラムのために来ており、多くの店やレストランを訪れることなく、帰っていると言う。

 

「観光客が戻ってきているのだから、お店をオープンしてほしい。難しいことはわかっているが、準備のためには今からビジネスを始めなければならない」とモリナガ氏は火曜日のGVB理事会で述べた。関係者によると、8月と9月には韓国人観光客が増え、10月と11月には日本人観光客が来ると予想されている。復興タスクフォース委員メンバーは「グアムはハワイのような観光地から教訓を学び、準備すべきだ」と述べた。

 

GVB局長のグティエレス氏は、「ビジネスがまだ思うように開かれていない。近日中に就航する便の情報を共有することがGVBの役目だ」と述べた。GVB関係者によると、グアムでは軍事演習のためミリタリーの数が増え、住民の外出も増えている。

 

GVB理事会で提供された今後のフライトスケジュールと空席状況
● 8月2日、8日、12日、14日、18日、22日、26日に、台北発のエヴァ・エアのチャーター便が増便。
● ジンエアーは、韓国から週1回のフライト。
● T’Wayは7月31日より韓国からグアムへ週2便の定期便を再開(各便189席)する。
● 大韓航空は、8月6日から週2回、277席で韓国-グアム線を運航。
● エアソウルと済州航空のグアム定期便再開の申請は、韓国でCOVID-19の患者が増加していることを理由に韓国政府から却下されたが、承認を得やすいチャーター便を申請するとしている。
● フィリピン航空が定期便を再開。
● ユナイテッド航空がより多くの定期便を再開。
● 台湾の格安航空会社スターラックス、台湾-グアム線の運航を承認
● 日本発の済州航空便が8月まで運休。
● 日本航空、日本発の便を9月30日まで運休。
● T’Wayの日本発の便が9月30日まで運休。

 

「このような状況ですので、ぜひお店を開けてください。また、オープンしていることを告知したい場合は、GVBに知らせていただければ、必要な団体に情報が伝達されるように手配します」とGVB関係者は述べている。

 

また、グアムホテルレストラン協会(GHRA)の会長は、「企業によってはグアムに旅行者が増えるまで営業を再開しないことを選択している」と述べた。パンデミックはレストランや観光業界にも影響を与えており、レッドロブスターは7月26日、オープンからわずか2年で閉店を発表した。その他にも、パンデミックの影響で多くの企業が閉鎖された。

 

トロリーの復活も間近
GVB局長によると、間もなく観光トロリーが再開するという。サンビトレス通りやK Martなどの周辺地域を中心に、トロリーの運行を再開するための費用分担に取り組んでいる。レンタカー会社は現在のビジネスですでに限界に達しているため、トロリーの復活という問題が持ち上がった。

 

ハワイでは観光客が増えれば増えるほど、レンタカーの料金が高騰している。新車がかなり供給されるのは2022年になるかもしれないが、自動車業界は2021年が終わる前に納車されることを望んでいる。しかし、これはサービスや小売の市場に向けのものが中心。「レンタカービジネスは、多くの旅行者が戻ってきたら、ひどいことになるだろう。だから、トロリーやバスが入ってくる必要がある」とGVB関係者は語った。パンデミックでグアムの観光業が打撃を受けたとき、レンタカー会社は在庫を売り始めた。懸念されるのは、供給量が限られていることだ。

 

到着数
GVB副局長のペレス氏は “Air V&V “について、1年半の間、ほとんどロックダウンされていた業界を本当に軌道に乗せ、刺激するための機会を与えてくれたと述べた。台湾人の多くは、ジョンソン&ジョンソン社製の1回接種のワクチンではなく、ファイザー社製とモデナ社製の2回接種のワクチンを選択している。

 

例えば7月1日から16日までの到着者数は、前年同期比385.7%増の3,424人で、これは主に台湾からのAir V&Vの到着と、現在行われている軍事演習によるもの。ただし、2020年10月から2021年7月16日までの到着者数は、前年同期比で95%減となっている。グアムはパンデミック前には年間100万人以上の観光客を受け入れていたが、2022年度の予測は7万人から13万人となっている。

 

台湾訪問
GVBでは台湾を訪問し、グアムから帰国する旅行者のプロトコルを米国本土から帰国する旅行者とは異なるものにすることを要請することを検討している。

 

JFK、Kマートのそばにあるバス乗り場
GVBは火曜日の会議で、Kマートに面したジョン・F・ケネディ高校の角に新しいバス停と雨よけを建設する計画も発表した。学生や住民だけでなく、タモンのホテルからKマートまで歩いてくる観光客にも雨宿りの場所を提供することになる。GVBでは、このプロジェクトの費用見積もりを進めており、寄付金の募集も検討している。


JALはさらにひと月、
10月末までの運休が発表されました。

つまり来月から韓国から週5便程度の定期便、1,000人程度が見込めるということでしょうか。パンデミック前は週に25,000人程度の来島者があったことからすると、以前の4%程度という計算になるのでしょうか?現在閉鎖している企業はこのあたりのインパクトを見定めてからの動きになるでしょうね。

 

一方、日本からは昨日JALの10月末までの運休が発表されました。日本からの渡航は未だ不透明ということのようです。今回はいいニュースを期待していたので、運休延長は残念です。

 

いずれにしても不透明な状態でビジネスを再開することはリスクがあり、鶏が先か、卵が先かジレンマが続きます。行政か業界のサポートやしくみを作ることが再開のハードルを下げることになるのでしょう。

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

この記事をSNSでシェア!