2021年8月28日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約
COVID-19の感染者数が1日100人を超える日が続き、このまま入院患者数が増加すると医療を崩壊させる恐れがあることから、グアム知事は急速に広がるデルタ型の感染を抑制するための行動規制を発表した。金曜日だけで、20人の学生と3人のグアム教育省職員にCOVID-19の陽性が確認された。2週間前に新学期が始まって以来、学校関係の感染者数が69人であることを考えると大幅な増加となる。
金曜日の夜の発表によると、木曜日に行われた1,612件の検査のうち、COVID-19に対する陽性結果は179件だった。また、接触者追跡で74例が特定された。グアムのCOVID-19エリアリスクスコアは30に達し、グアム政府がパンデミックの初期に設定した安全基準の2.5をはるかに超えている。
「グアムの人々のワクチン接種率が高いにもかかわらず、デルタ株は2019年や2020年のCOVIDとは異なる新たな敵であることが証明された。はるかに伝染力が強くいが、ワクチンを接種していれば重症化を防ぐことができます」と知事は述べている。
グアム知事の命令
– 月曜日から、全島の公立学校、私立学校、チャーター校、カトリック学校の幼稚園児から12年生までの生徒に影響する対面式学習の停止。
– 月曜午前8時より、社交場での集まりを屋内ではワクチン接種者10人以下、屋外ではワクチン接種者25人以下に制限。
その他の制限はすべて継続され、レストランで食事をしたり、ジムやバーに行ったり、COVID-19を広めるリスクが大きくなる可能性があるその他の施設を訪れる人は、COVID-19の予防接種を少なくとも1回受けている必要がある。
「この数時間の間に、私はCOVID-19の症例に関する最新のデータを再度確認し、顧問の先生方とお会いしました。今の状況は深刻です。ここ数日、この島ではCOVID-19の陽性例が急増しており、この5日間だけでも、連続して3桁の陽性反応が出ています」と述べました。
グアム知事が示したデータ
– 入院患者数は、この2週間で300％増加。
– グアム・メモリアル病院、グアム・リージョナル・メディカル・シティ、ネーバル・ホスピタル・グアムに35名のCOVID-19患者が入院しており、そのうち少なくとも20名はワクチンを接種していない。
– COVID-19患者のうち5名は集中治療室。
グアム知事は、「感染者数の増加、入院数の増加、脆弱な医療システムへの負担の増大などの要因から、戦略を調整する時期に来ているという明確なシグナルだと理解している」と述べた。
学校閉鎖の期間は未定
対面式の授業停止期間は未定ですが、一部の学校では少なくとも2週間は遠隔で生徒を指導し続ける方法を検討し始めている。グアム知事とアドバイザーチームは、対面授業の再開時期を決定する前に、引き続き数字を監視することになるとしている。公立学校は、教師がオンライン学習への移行を準備するため来週は開校ない。約2万人のグアム教育省の学生のためのオンライン学習は、9月7日から開始される。
金曜日の夕方に確認される前の時点で、8月12日の学校年度開始以来、公立の19の小学校、7つの中学校、5つの高校で陽性症例が確認されている。学校の生徒及び関係者が約2万人であることから、陽性反応の数と比較して、曝露のリスクは0.4%であるとしている。
病院のベッドが不足する可能性
グアム知事は「この急増は医療システムを圧迫し、入院が増え続ければ、病院のベッドが足りなくなり、最前線のスタッフは命の選択を迫られることになる。世界的に見ても、優れた医療施設でも限界があるというのが現実です。私たちはこれを防ぎたいのです。マスクをして、手を洗って、距離に気をつけて、予防接種を受けてください」と述べた。
子供達のメンタルサポートは
しっかりされていますか？
一年半に及ぶ混乱の後にようやく新年度を迎え、今年こそは通常の学校生活に戻れると思った矢先、わずか２週間ほどでオンラインへ逆戻りとは悲しい限りです。子供達の落胆と親御さんたちの困惑を思うと気の毒でなりません。コロナ当初から懸念している、子供達への精神的な影響をサポートする窓口や体制はできているのでしょうか？子供達の心の健康が保たれているのか、アンケートなどがされたとか聞かないですが大丈夫かな。
行政の支援や政策は、コロナ禍で影響を受ける産業や企業形態をしっかり見極めて実施されることはもちろんですが、子供達や生活弱者には特別の配慮を忘れないように進めてほしいですね。
ランキンングにも一応参加し始めした。
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