2021年10月15日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
グアム政府観光局(GVB)は、11月と12月に韓国から10,300席近い航空便が就航することを見込んで、台湾製のCOVID-19ワクチン「メディジェン(Medigen)」を接種した旅行者に対する検疫免除を求めている。この要請はグアム保健省とグアム知事のオフィスに送られたが、まだ回答を受け取っていない。パラオとニュージーランドはメディジェンを受け入れている。
現在グアムでは、米国食品医薬品局(FDA)が承認したモデルナ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソンのワクチンや世界保健機関(WHO)が承認したアストラゼネカのワクチン接種を完了した旅行者に検疫を免除している。台湾からの2,000人以上の旅行者が、Air V&V(ワクチン接種と休暇)プログラムを利用したが、このプログラムは休止中である。
先日、パラオの大統領と観光大臣の招待を受けてパラオを訪問したGVB局長は台湾のメディジェン社がグアムの検疫免除プログラムで承認されたワクチンのリストに加わることは、パンデミック禍の観光事業において他の島国と協力することを容易にすると述べた。パラオ政府は韓国市場をターゲットにしたより持続可能な観光のために、グアムとの提携を検討している。GVB局長は「パラオとグアムに就航しているユナイテッド航空を利用した韓国向けのプランを考えれば、現実味を帯びるだろう」と語る。
GVB副局長は、11月7日頃から12月末までに6つの航空会社から10,296席がグアムに飛ぶと予想しており、韓国はグアム観光再開の最初の果実であると述べている。GVBによると、大韓航空が4,842席と最も多くの座席を占め、水曜、木曜、土曜、日曜に運航する。また、GVBは12月から3月にかけて、ミーティング、インセンティブ、会議、展示会などのMICE市場に数百人の韓国人旅行者を見込んでいる。MICE市場の到着者数は、10のグループで50~60人を見込んでいる。GVBは11月初旬に韓国の旅行代理店やメディア関係者、GVB韓国人スタッフなど約50名を対象としたファムトリップを実施する。
パンデミック前の2019年度には160万人という過去最高の入国者数を記録したが、終了したばかりの2021年度の入国者数は6万343人と驚異的に少ない数字にとどまった。GVBは2022年度の入国者数が大幅に改善することを期待しており、9月の到着数が継続すれば、定期便の復帰がさらに大きく遅れない限り、最終的に12万~13万人の到着数になる可能性があるとしている。
総選挙の争点は国内対策に終始
水際対策方針議論は論外?
韓国はサイパンに続いてシンガポールとも両国の検疫隔離のないトラベルバブルで合意、11月15日からワクチン接種完了者に限ってPCR陰性証明などを条件に検疫なしで渡航が可能になるようです。グアムでも何度も話題になったトラベルバブルですが、実現には至りませんでしたね。
多くの国でワクチン接種完了などを条件に自宅などでの検疫を免除する流れがありますが、日本は総選挙一色、第6波の可能性に備える体制づくりや補償が話題で、水際対策に言及するには時期尚早といったムードですね。何度もおとづれた感染拡大に医療体制は強化されることなく、根本的な問題解決をしてこなかったツケが回ってきているように思います。
コロナの感染症法上の分類についても、医療機関のコロナ受け入れ病床についても実効性がないまま幽霊病床と揶揄され現在に至ることが第6波への強い懸念と自信のなさにつながっているのでしょう。よって日本入国検疫に大きな進展は見込めないということなのでしょう。
再度JALさんから運休決定のお知らせがありました。今回はクリスマスやお正月を含むホリデーシーズンをすっぽり含む1月31日までの運休決定です。ユナイテッドについても現在運休の路線は引き続き年明けまで運休を決定したと旅行会社に勤める友人から聞きました。第6波の行方次第で年明けに大きな方向転換があることを願います。
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