2022年1月12日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約

 

COVID-19が感染拡大しているがグアム知事は新たな規制は実施しないと述べた。火曜日に422人のCOVID-19新規陽性者が報告され、14人が入院している。「私たちの目標は重症化を防ぎ、入院の増加を防ぎ、命を救うことに変わりはありません。我々の公衆衛生上の規制は依然として有効である」としている。

 

「コミュニティテストが、新しいCOVIDの症例を迅速に特定するのに役立ちウイルスの拡散を抑えています。ぜひ検査を受けてください。また、ワクチン接種とブースター接種が重症化、入院、死亡を防ぐのに有効であることもわかっています。どうか、ワクチンを接種し、ブーストを打ってきてください」とも述べた。

 

検査は週6日、1日6時間、予約制に拡大し、業務の効率化と検査結果の迅速化を図っている。予防接種とブースター会場が放課後に拡大され、生徒たちに対応できるようにもなった。

 

治療
グアム知事は陽性と判定された場合、モノクローナル抗体による治療が回復期間の助けとなると述べている。「モノクローナル抗体治療は、回復を早め、入院を防ぐ効果があることがわかっています。陽性で症状がある場合は、治療を受けてください」とも述べた。また、常に手を洗い、マスクを着用し、社会的距離を置くよう住民に呼びかけている。


グアムに経口治療薬は
到着しているのかしら?

モノクローナル抗体による治療というのは、日本では抗体カクテル療法と呼ばれるもののようで、厚生労働省はオミクロン株には抗体カクテル療法は効果を期待できない可能性があるとして、投与を推奨しないことを決めています。どうもオミクロン株に対する効果を調べたところ、ウイルスの増殖を抑える能力を示す「中和活性」がこれまでの変異ウイルスなどに比べて少なくとも1000分の1に低下したとか…..。

 

一方、米食品医薬品局(FDA)は、米メルク社の「モルヌピラビル」と米ファイザー社の「パクスロビド」という新型コロナウイルス経口治療薬がオミクロン変異株に対しても共に効果があるとの見解を示しており、重症化リスクの高い成人に対する使用を許可しています。グアムではゲノム解析ができないので、COVID-19陽性となっても変異株の種類はわからない状態なので、特に重症化リスクの高い方は陽性になった場合には治療の選択肢を頭に置いて担当窓口に相談するのがいいのかも知れません。経口薬は重症化のリスクが高い18歳以上で軽度~中程度の患者が対象となり、症状がでてから3日以内の服用が効果的とされているので、タイミングが難しいですね。

 

ただ、オミクロン株とデルタ株を含む従来株の両方に感染した人やどちらかに感染した人の話を聞く限り、味覚臭覚障害があるか、喉の痛みがあるかなど明らかに症状が違うようなので、自らある程度判断できる可能性もありそうです。必要に応じて的確な治療に適切なタイミングでつながることを願っています。

 

↓に今週のCOVID-19テストを添付しました。ポスターの重要なリンクはこちら
●COVID-19テストの予約: tinyurl.com/covidstopswithme
●COVID-19テスト質問表の入手は:dphss.guam.gov/covid-19-testing
●COVID-19テストの結果を迅速に受け取るためには: tinyurl.com/guamtesting
●COVID-19テストの結果をeメールで受け取るためには: covidresults@dphss.guam.gov

 

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