2022年1月14日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

グアム政府観光局(GVB)のペレス副局長は、1月から3月にかけて、オミクロン変異株に関する懸念からさらに38,400席の航空座席と14,000人の訪問者を失う可能性があると、木曜日にGVB理事会で述べた。グアムではコロナウイルスの変異株に対する懸念が高まり、12月には数千人の乗客のキャンセルが発生した。オミクロンの感染者は、グアム最大の観光マーケットである韓国と日本でも急速に広がっているが、アジア諸国は予防接種の取り組みを強化し続けている。グアムではオミクロン株は公式に確認されていないが、COVID-19の患者数は1日500人にも激増、入院者、死亡も発生している。

 

キャンセルとなったフライトの中には、2021年12月23日にグアム便を再開する予定が、1月30日に延期されたアシアナ航空の座席も含まれている。アシアナ航空はオミクロンに関連した入国制限と検疫規則の変更をめぐり、「追って通知するまで延期する」と発表している。アシアナは2003年にグアム路線の運航を停止しており、GVBは19年ぶりの復活を心待ちにしていた。

 

しかし、ペレス氏はGVB理事会に対し、25%から30%の航空座席の損失とキャンセルはまだ劇的に改善する可能性があると述べている。GVBは現在、韓国からの航空便の座席数を1月だけで9,281席、2月で11,344席と予想しており、事前の見込みより減少している。アシアナ航空のほか、エアソウルも再開を3月27日に延期、確保座席の大半は大韓航空のものだ。

 

オミクロン株がグアムの主要な観光市場に影響を与え始める前、グアムへの到着客は1年前と比較して着実に増加傾向にあった。2021年12月の到着者数は7,889人に達し、2020年12月の数字と比較して479%近く増加した。グアムの到着者数は前年比で9カ月連続で増加している。グアムは2021年1月から12月までの到着者数は78,514人、2020年3月末にCOVID-19が観光業界に激震を与える前の2020年から76%減少している。

 

ペレス副局長は、オミクロン株の感染拡大にもかかわらず、グアムの年度累計の到着者数に楽観的な見込みを示している。それには2021年10月から12月にかけて、グアムには23,920人の到着者があり、前年比282%増となり、第1四半期に状況が変わり第2四半期に楽観的な見方がでてきたことになる。

 

韓国からの入国者数は、2021年度1~3月期の157人から、2022年度1~3月期には6,058人になった。また米国本土とハワイからの到着者数も、1年前の4,390人から2022年度第1四半期には12,776人に上昇している。もうひとつGVBが楽観視の根拠は、教育旅行や4~8週間の英語学習のために韓国人留学生がグアムに到着し続けていること。GVBは毎月、1〜2ヶ月の滞在学生がさらに多くの到着する見込みだとしている。グアム大学もまた、春学期には100人以上の韓国人大学生がやってくると予想している。


渡航プロセスの負担軽減は
日本でいつ議論になるのか?
待ち遠しいです。

数日前に成田-グアム便はほぼ満席、しかしほとんどが他国からの乗り継ぎで日本人の姿は外国人の配偶者と思われる人しかいなかったようです。韓国便は様相が多少違うのでしょうが、いずれにしても観光業への影響が限定的で、営業を休止している企業の再稼働の動機付けには至っていない現状のようです。

 

日本のオミクロン株の感染拡大と反して、韓国では感染拡大減少傾向に転じているようですが、ウィズコロナ政策中断は3月の大統領選まで持ち越されるのでしょうね。グアムはコロナ禍で新しいマーケットの開拓のニュースもあまり聞かないので、今は主要マーケットのコロナ後のニーズを見据えた気運の醸成に努めるしかないのかもしれません。

 

昨日からイギリスではコロナ感染者の自主隔離期間を7日から5日に短縮、隔離中の2度の簡易検査で陰性が確認される場合に適用と発表しました。水際政策もワクチン接種完了者と18歳未満の方に対しては入国前のPCR陰性証明の提出義務を免除し、入国後の簡易キットを使った検査で代用できるようにしました。このように渡航プロセスでの負担が軽減されるニュースを聞くと羨ましく、1日も早く日本で議論のテーブルに乗る日が待ち遠しい!

 

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