2022年1月26日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約
安全衛生のために臨時休業するレストランが増え、従業員の中にはCOVID-19の隔離クリアランスを請求し、仕事に復帰することを求める人が増えている。オミクロン変異株の拡大で毎日500〜800人のCOVID-19陽性が確認され、グアム保健省は火曜日夜、COVID-19のために現在6,000人以上が隔離されていると発表した。レストランなどの小規模ビジネスでは、従業員の1人か2人にCOVID-19の陽性が確認された場合、スタッフを確保できず、一時的に店を閉める決断をすることになる。
マイクロネシアモールのマックスレストランとタモンのカフェ・グッチャは、火曜日に営業を再開しましたが、同日、モールのジョリビーはダイニングサービスを一時的に閉鎖した。「陽性例の増加とオミクロン株のため、追って通知があるまで、皆様の安全のためにダイニングを閉鎖します」とジョリビーは公式ソーシャルメディアに投稿した。しかし、ジョリビーのドライブスルー、テイクアウト、カーブサイド、グッドトゥゴー、EZ-Chowのサービスは引き続き継続している。
マイクロネシアモールのたこ焼き8は、「COVIDのため、追って通知があるまで一時的に閉店します」と投稿した。ポテトクラウドも1月24日から27日まで休業することを発表した。「マイクロネシアモールの経営陣は、火曜日、グアムデイリーポストに、「マイクロネシアモール、地域社会、テナント、スタッフを大切に考えています。一部のテナントが一時的な休業や調整を選択したことは残念ですが、これらが短期間で済み、まもなくのサービスを再開できることを心待ちにしています」と述べている。これらは、数日間閉店を余儀なくされた飲食店の一部にすぎない。
検査・除菌のための時間
レストランの営業損失と従業員の賃金損失をもたらす一時的な休業は、スタッフが検査を受け、店内を消毒し、病気の従業員に回復のための時間を与えるための時間となる。今日から、COVID-19の検査は、検査の供給が限られているため、リスクの高い濃厚接触者や症状のある患者が対象となる。
グアム保健省は、一時的に閉店するというビジネス上の決定は、民間企業が地域社会の安全を守ることにも大きな役割を果たしており、スタッフの健康と安全を優先して緩和策をとっていることをうれしく思っていると述べている。また、ビジネス界にとっても困難なものであることを理解し、それを乗り越えて我々と協力してくれることを感謝しているとも述べた。グアム保健省は陽性者が出ても、企業を閉鎖するような措置をとることはない。しかしCOVID-19の施行規則を監視し、衛生検査を実施しているとしている。
隔離クリアランス
オミクロンの症例が急増しているのと同様に、グアム保健省には仕事に復帰できるよう隔離クリアランスを求める件数が急増している。週末には400通以上のメールが届き、1日平均100通程度の申請がある。グアム保健省のクリアランスレターは、COVID-19の隔離・検疫期間の終了時には必要ないが、雇用主が安全への配慮から、この書類を要求している。
学校、仕事、その他の目的で許可証が必要な人は、電子メール(covidclearance@dphss.guam.gov)でグアム保健省に申請することができる。COVID-19の急増に伴い、隔離クリアランスを何通発行したか、また発行にどれくらいの時間がかかるかについては、現時点ではデータがない。
テイクアウトサービス
ジョリビーと同様、オリーブガーデンなどのレストランが テイクアウトのみ のサービスに移行するという苦渋の決断を発表している。一方、ルビー・チューズデーは月曜日、一時的にカーブサイドキャリーアウトにサービスを制限していたダイニングルームの再開を発表した。
マックスレストランは、スタッフ不足による一時的な閉店を発表してから6日後に再開した。これらの状況は、レストランやバーが一時的に閉店したり、屋外での食事や持ち帰り、カーブサイドでの注文にサービスを限定しなければならなかった2020年を彷彿とさせる状況である。今年は、従業員や利用客を守るために、自ら臨時休業に踏み切るレストランが続出している。
マイクロネシアモールのキッチン・てんてんは、従業員がCOVIDに感染したため、徹底したクリーニングと陽性者の隔離のため、追って通知があるまで閉店します、と店頭に掲示した。
官公庁の閉鎖
グアムだけのことではなく、全米でも オミクロン株の急増により レストランは一時的に閉店を余儀なくされている。政府機関でも、COVID-19の影響で臨時休業やサービス内容の変更が行われている。
障害者総合サービス局は、局内でCOVID-19の感染が確認されたため慎重を期して閉鎖すると発表、1月31日に再開される予定です。グアム退役軍人局のサービスは、安全対策として、現在、予約制になっている。
ただの風邪への階段を
上がっていると信じたい。
イギリスではオミクロン株の「BA.1」という型が現在、主流のようですが、「BA.2」という変異株が世界40カ国以上で増え始めているそうです。この「オミクロンBA.2」はステレスオミクロンと呼ばれています。現時点の分析では、「BA・2」は、従来型より増殖が早く、一説には「BA.1」の2倍の感染力があると言われています。ただ、重症化しやすいかなど、くわしいことは分析中のようです。
厚生労働省によると、1月19日現在で、空港検疫で198例確認されていて、空港検疫で確認されたオミクロン株の10.8%となっているそうです。つまり、現在のオミクロン株による陽性者の急増はステルスオミクロン株への置き換わりと相まり広がっているかも知れませんね。
ステレスオミクロン株の重症化などについては、まだ明らかになっていないようですが、この二年間に培った浅学知識に照らすと感染力が高まると言うことは弱毒化も進んでいるのではないか、普通の風邪に近づいているのではと期待してます。
日本では濃厚接触者に発熱などの症状が出た場合、PCR検査なしに医師が感染と判断できるようになったり、濃厚接触者特定を陽性者本人に委ねることになったり、グアムでも検査場の混雑でアクセスが難しいなど、体制が追いつかないことが引き金になりパンデミックが事実上収束へと移行していくのかも知れませんね。いずれにせよ、気を緩めずに感染防止対策の徹底に心がけ、科学的知見から普通の風邪と認められ収束を迎えることを心待ちにしています。
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