2022年2月18日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

COVID-19が観光業をストップさせた後、グアムが今後数週間でより多くの観光客を迎える準備ができているかについて、複雑のシグナルを発している。多くの観光地やレストランはまだ一時的に閉鎖されているか、営業時間が限られているため、旅行者ができることは限られている。住民の95%近くが予防接種を受けているが、グアムはまだオミクロン株の最中にある。

 

タモン観光地のメインロードであるサン・ビトレス・ロードの街灯は壊れたままになっているところが多い。グアム政府観光局(GVB)が入札期間を長くし、プロジェクトの資金を当初の90万ドルから255万ドルに引き上げたにもかかわらず、興味を持つ入札者が見つからない。現在、GVBは、タモンの街灯を修理するために、グアム電力公社に援助を求め、局内にある資金を使用していると述べている。街灯が壊れているため、暗い場所もあり、現在は安全担当者がタモンを長い時間パトロールしている。

 

今週金曜日の夜には、GVBはタモンの新しいアトラクションとして、イパオビーチでのフードトラックフェスティバルとエンターテイメントを開始する予定。しかし、タモン以外では、グアム政府がアメリカン・レスキュー・プランの助成金をより多く配布しているにもかかわらず、オプショナルツアーなどのアクティビティはまだ限定的だ。

 

GVB観光リサーチディレクターによると、交通機関、オプショナルツアー、レクリエーション活動、レストラン、カフェを含む180の観光関連ビジネスのうち134、つまり約74%は実際に営業しているという。逆に言えばGVBのリストにあるビジネスの4分の1は、COVID-19の流行が始まってから2年近くが経過しても、一時的に閉鎖されたままだということだ。

 

数カ月ぶりに開かれた木曜日のタスクフォースでは、このようなことが重要な議論となった。タスクフォース議長で、ユナイテッド航空のアジア/太平洋地域の空港運営担当マネージング・ディレクターであるサム・シノハラ氏は、グアムが多くの旅行者を受け入れる準備ができているかどうかを尋ねた。グアムは「近い」「安全」「きれい」という理由から、日本人観光客にとって「優先度の高い」目的地であるという調査結果を報告。「このメッセージに集中すべきであり、人々はそこに引き寄せられるのです。それがとにかく私たちの願いです」と語った。しかし、現地の状況は完全な準備態勢が整っていない。

 

グアムでは、グアム保健省とGVBの間で数カ月にわたるやりとりがあったにもかかわらず、税関の電子申告書とは別に電子健康申告書をまだ立ち上げていない。シノハラ氏は電子健康申告書を優先する必要があると懸念を示し、到着便が増えたときに、人々が電子申告書に記入できなかったために到着ロビーが混雑するという問題が発生すると述べた。

 

資金調達
最近まで、GVBは資金配分とホテル宿泊税による観光地基金の取り分をめぐって争っていた。GVB局長によると、グアム知事は最近、観光復興のためにGVBが割り当てを受けるようにし、そのうちの75万ドルは、観光客向けのCOVID-19無料検査の再開に充てられるという。つまり、GVBは58万4000ドルではなく133万ドルを手に入れ、今月末から再び観光客向けにCOVID-19ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)テストを無料で提供することになる。

 

GVBグローバルマーケティング部長によると、同局は参加診療所の協力を得て、2021年11月1日から12月31日まで、自国に戻る前の観光客約5,800人に無料のPCRテストを提供したという。同局は、オミクロンの急増とプログラムの資金難によって、プログラムを一時停止した。

 

GVB局長によると、GVBは航空サービス開拓のために170万ドルも予算に組み、日本マーケティング予算を64万4000ドルから350万ドルに増額したという。

 

ミリタリーマーケット
グアムホテル・レストラン協会(GHRA)会長は、1日に3000〜5000人の軍人がホテルに滞在することを考慮し、再開したビジネスとその営業時間をGHRAのプロモーションで紹介するようGVBと調整すると述べた。また、軍人とその家族は、行くべき場所ややるべきことを探しているという。

 

GVB局長は解放記念日の花火とドローンショーの準備のために、すでに50万ドルを予算組している。また、GVBは、今年度のグアムへの航空座席数を昨年度より多く見込んでいますが、パンデミック前の数字ほどは、まだ堅調ではないとしている。


日本が水際緩和へ。
グアムからの帰国プロトコルが待たれます。

岸田首相になって昨日ほど会見を楽しみにしたことはなかったかも。水際緩和を発表するとの報道から朝から心ウキウキ、夜になってリアルタイムで会見を聞きました。

 

大まかな内容は
– 観光目的以外のビジネス目的の短期滞在者や留学生、技能実習生ら外国人の新規入国が可能となる。観光目的以外の外国人の新規入国を認め
– 1日あたりの帰国・入国者数の上限を現行の3500人程度から5000人程度に引き上げる。
– 入国者には現在、指定施設や自宅などで原則7日間の待機を求めているが、3月からは検査での陰性確認などを条件に3日間に短縮。
– 感染が流行していない国・地域か らの入国者のうち、ワクチン3回目接種を終えている人は待機を免除する。
というものでした。

 

最新の水際措置は下記の通り。アメリカ全土に含まれているグアムは現在、入国後検疫所の指定施設での3日間の待機+4日間の自宅待機(計7日)となっていますが、3月1日から緩和となればワクチン接種の条件付きにはなるでしょうが、指定施設での待機なし、自宅待機3日程度にならないか期待が膨らみます。具体的な国や地域ごとの新しい方針は今からでるのでしょうが、日本人の観光目的でもグアム訪問が現実的に視野に入ってきているのは確かです。今日の記事ではグアムサイドの足並みが揃っていないようですが、フライトが限定的であったり、航空運賃が高騰していたりすることを加味すると、日本国内の気運が高まるにも時間がかかりそうなので、体制づくりを今からでも加速させていくことが大切そうです。

 

 

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