2022年4月6日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

グアム政府観光局(GVB)が再開した航空会社優遇プログラム(4月の予算は170万ドル)では、これまでにエアプサン、ジンエアー、t’way、フィリピン航空、大韓航空の5社が1席あたり100ドルの補助金を申請している。これは、火曜日に開催されたGVBの航空サービス開発委員会の主要なトピックの一つとなった。GVB理事長のミルトン氏は、グアムは「トンネルの終わりに光が見え始めている」と述べた。

 

グアムの主要な観光市場である韓国、日本、台湾、フィリピンでは、海外旅行規制の解除が進んでおり、月間航空座席数は今月の約3万7000席から、6月には10万7000席以上に増加すると予想されている。この数字が維持されれば、2022年度のグアムの航空座席数は836,462席になる可能性がある。2021年の53万人の58%増だが、2019年のパンデミック前の航空座席数225万人に比べればほんのわずかだ。

 

上記の5社だけが航空会社優遇プログラムを利用する場合、GVBは170万ドルの予算のうち100万ドル程度を支出すると見込んでいる。残りの金額は、対象となる旅行者が帰国する前にCOVID-19 PCR検査を無料で提供するGVBプログラムに再配分しなければならないかもしれない。この無料検査は観光客は175ドルの節約になることを意味する。

 

韓国市場からは今年23万人以上の訪問者を予想している。1月からのオミクロンの感染拡大でグアムへの航空座席が減少したが、GVB局長らは現在韓国の航空会社にグアムへの座席数を増やすよう説得しているところだ。先週の予想では約25万人。これらの予測は、かなり頻繁に変更される。

 

COVID-19の渡航制限はグアムの観光産業に大きな打撃を与え、特に2021年度は2019年のパンデミック前の163万人に対し61,607人と驚異的に低い数となった。2021年10月1日から2022年3月20日までのグアムへの観光客入国者数は45,816人。GVBは以前、2022年度の到着客は8万人から12万人の間になる可能性があると述べていた。GVBは火曜日、イパオビーチで金曜日の午後に行われる屋台祭り、通称ファンダニャ・フライデーを4月いっぱい延長すると発表した。


日本マーケットには日本入国の
さらなる検疫緩和が必須。

韓国の人々の目が海外に向き始めているようです。グアムへの関心も高まっているようなので、グアムがどのように受け入れ体制を整えられるかが観光業本格再稼働の鍵を握るでしょう。ただ、アメリカは今も渡航前日以降のPCR陰性証明を求めており、一方韓国の新規感染者は減少傾向に転じたものの26万人規模が続いているので、旅行直前の検査で陽性が発覚するという事態もあり多少の混乱やリスクも想定した中での再スタートとなりそうです。

 

昨日はアメリカ本土にいる友人に日本帰国の際の手順をひと通り説明したところ、「聞いてるだけで面倒になってきた、一時帰国するのをやめようかな」なんて言い出していました。コロナ禍に何度か往復している人にとっては強制隔離や自己隔離、公共交通機関の利用不可がなくなっただけでもずいぶん往来しやすくなった感じなのですが、コロナ以降帰国していない人にとって、ファストトラックの登録や渡航前日以降の陰性証明の準備、成田到着後に6時間にも及ぶ検疫手続きは相当負担に感じるようです。日本からの旅行者にはほんの数日のグアム滞在であっても、これらの検疫要件を求めることになるので、もう少し負担が軽減されるよう緩和されることを願うしかありません。

 

 

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