2023年9月3日朝刊The Guam Daily Postより抜粋、要約

 

自然災害が個人や地域社会の心理的幸福に与える影響は大きい。グアム・ビヘイビアラル・ヘルス&ウェルネス・センター(GHBHWC)が危機カウンセリング・プログラム「Manggaige Ham(私たちはここにいる)」を開始すると発表。

 

連邦緊急事態管理庁の公式ウェブサイトによると、危機カウンセリングとは、悲劇的な出来事の影響を受けた特定の人々が抱える可能性のある、出来事の直後から現在進行中の回復過程までの困難な適応期間に対処することを目的とした特定のアプローチである。

 

GHBHWCは、FEMAと物質乱用・精神保健サービス管理局(Substance Abuse and Mental Health Services Administration)傘下の精神保健サービスセンター(Center for Mental Health Services)から、クライシス・カウンセリングの緊急サービスプログラムに対し、203,738ドルの助成金を受けた。この資金は台風12号で被災し、カウンセリング・サービスを必要とする人々を支援するためのものである。

 

この基金の利用は、1988年に正式に施行されたロバート・T・スタッフォード災害救援緊急支援法第416条の制定によって可能になった。FEMAによると、スタッフォード法は、大統領によって宣言された災害が財政的・物理的援助の提供を促した場合の現在の枠組みを確立する役割を担っており、政府全体の救援活動を調整する任務をFEMAに割り当てている。

 

危機管理カウンセラーが、大きな被害を受けた島のコミュニティと直接、顔を合わせて関わり、彼らの継続的なニーズを評価し、必要なサービスについて適切な提案を行うことを目的としている。

 

教育や支援、個人およびグループカウンセリング、一般教育、アセスメント、紹介とリソースリンク、コミュニティネットワークとサポート、教育資料の配布、メディアや公共サービスアナウンスなどのサービスがコミュニティに提案される、とリリースは述べている。


難しい局面だからなおさら、
一層の助け合いや支え合いを。

 

自宅がダメージを受けたり、大切な人を失ったり、暮らしの大きな変化が心にもたらすダメージはとてつもなく大きいです。その変化を心の中でうまく消化できる人もいれば、心身にダメージを受ける人もいます。外観の見た目では気づかなくても、深く心のダメージを抱えている人もいるでしょう。どうぞ心がついていかない人は、このようなプログラムを気軽に利用してほしいです。

 

通常の状態でも夏休み明けのこの時期は、子供達にとっては生活のリズムが変わる時期、グアムではさらに台風の被害もあり、また、島の経済の回復も遅れや物価の上昇など、難しい局面が続いています。子供達だけでなく周りの大人にも目を配り、助け合い、支え合いたいですね。

 

 

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