2020年12月4日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアムにある台北経済文化事務所のチェン事務局長は、貨物輸送の増加や農業・養殖業への投資を誘致することが、グアム経済の多様化を図る上で有効な手段であると述べた。また観光はグアムの主要産業であり、台湾がグアムで3番目の観光市場でもある。チェン事務局長観光だけでなく、多様な台湾人投資家を誘致すべきだと考えているという。

 

台湾からグアムへフライトを就航するには十分な乗客がいないため、航空会社が貨物量を増すことができれば、航空券のコストを下げることができる。台湾からグアムへの飛行時間は約4時間、安くて新鮮な果物や野菜の輸入につながる可能性もある。

 

グアムの経済を多角化するために、グアム知事は農業や養殖業を推進しているが、台湾はこの分野に長けているため、グアム大学との交流プログラムを実施したり、投資家を探したりしているという。もう一つはグアムに材料を送って組み立て、他の市場に輸出するというビジネスモデル。チェン氏は電子機器には大きな可能性があり、それを航空貨物で出荷することで産業の多角化と航空券のコストを下げ旅行者を増やす双方に効果があるという。

 

新規陽性者は806人中22人、
CARスコアは引き続き低下

2020年12月4日朝刊 The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

グアム島ではここCOVID-19の新規感染率が低くなっており、増加傾向にあるアメリカ本土での感染者数とは対照的。木曜日、806件の検査のうち22件陽性率は2.73%。8月に入ってから陽性率は二桁台を記録してきた。

 

新規陽性者数が改善されたとはいえ、グアム島はパンデミック指標PCOR1(Pancamic Condition of Readiness)の状態のままで、同じ世帯以外の人が集まる場合は5人までに制限されている。

 

グアム知事の医師諮問グループのフェリックス博士は、ワクチンが島に到着した後も、住民はマスクの着用、社会的距離を置くこと、人ごみを避けること、頻繁に手を洗うことなど、公衆衛生上のガイドラインに従うことが求められるだろうと述べた。また、グアムのCOVID-19エリアリスクスコア(CARスコア)は2.1となっている。

 


人材の流出に歯止めがかからない
まさに年度末が正念場!

 

今日も小ネタをふたつ。台湾関係についてはもっと具体的で、これならいけそう…..と思うような斬新なアイデアがあるのかと思って読み始めましたが、具体性がなく現実的に産業として育成どころか着手するまでにもまだまだ時間がかかりそうですね。12月に入り、人々の気持ちに変化が現れています。失業給付金や起業支援のローンの期日がせまり、労働者だけでなく企業経営者の中でも不安な気持ちが増幅していると思われます。このままでは新年は文字通り仕切り直しでゼロからのスタート、自助努力だけで迎えることになりそうです。

 

CARスコアは、ようやく5を切り2.1まで下がっているようで喜ばしいことです。サンクスギビングから1週間が経ち、増加傾向が見られないことから、グアム政府は何らかの発表をしてもいい時期なのではと思います。逆に言えば、小グループでの会食の機会が島中であったサンクスギビングで感染拡大がないことを証明したことにもなります。つまり、グアムでの感染拡大は特異地域や環境の中でのクラスター的要素が多くを占めているのでしょう。

 

多くの人がすでにグアムを離れ、アメリカや日本での生活を選んで旅立ちました。昨日のブログではJALの臨時便のニュースを再度お知らせしました。このフライトにもグアムでの生活に見切りをつけた人も乗り込むのではと思います。来年への希望を繋ぐ、新規産業開拓や経済を動かしながらのコロナ対策、ここで行政のリーダーシップが発揮されないと、もう人材の流出には歯止めが効かなくなるでしょう。

 

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