2021年4月4日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
疾病対策予防センター(CDC)によると、ワクチンを接種した人は、事前にCOVID-19検査を受けたり、旅行後に検疫を受けたりすることなく、米国内を旅行することができると述べた。ワクチン接種を完了した人とは最終投与量から2週間後とみなされます。初回接種からモデルナ社は28日後、ファイザー社は21日後に2度目の接種が必要。ジョンソン・エンド・ジョンソンは、単発のワクチン。
CDCの声明後も、グアム政府はローカルポリシーに変更はないと述べ、引き続きグアムに入島する旅行者は14日間の隔離が必要となる。まず、政府の施設で隔離され6日目に検査を受け、陰性であれば自宅またはホテルで14日間の隔離を完了することになる。
グアムでは、16歳以上の住民の50％にワクチンを接種することを目指し、金曜日の夜の時点で、31,977人のグアム人が完全に予防接種を終えている。CDCは、旅行者がマスクの着用、人混みの回避、社会的な距離、頻繁な手洗いなど、旅行中にCOVID-19の予防措置を取り続ける限り、検査や検疫の必要はないとしている。
CDCのディレクターはワクチンを接種した人が安全にできることについて、最新の科学情報を国民に提供することが重要であり、その中に安全な旅行に関するガイダンスも含まれていると話し、すべてのアメリカ人にワクチン接種を推奨している。
変異種の拡散の可能性、感染リスクやワクチン効果の差異、世界各国のワクチン接種率などを考慮して、CDCは海外旅行に関連するガイダンスを発表した。
● ワクチン接種を完了した人は、海外渡航先で必要とされない限り、渡航前にCOVID-19検査を受けることなく海外渡航が可能。
● ワクチン接種を完了した人は、州や地方自治体から要求されない限り、米国に戻ってから自己検疫を受ける必要はない。
● 完全にワクチンを接種した人でも、米国へのフライトに搭乗する前にCOVID-19検査の陰性結果が必要で、海外旅行から帰国して3～5日後にCOVID-19検査を受ける必要がある。
● ワクチン接種を完了した人でもなお、海外旅行中はCOVID-19の予防措置を継続する必要がある。
本日発表されたガイダンスでは、ワクチンを接種していない人に対するCDCの既存のガイダンスは変更していない、とCDCのプレスリリースは述べている。ワクチンを接種していない旅行者は、国内旅行の1～3日前に検査を受け、旅行後3～5日後に再度検査を受ける必要がある。また、渡航後7日間は自宅で検疫を受ける必要があり、渡航後に検査を受けない場合は10日間の検疫を受ける必要がある。
また、CDCはワクチンを接種していないアメリカ人が未だ多数いることやパンデミックが収束していない現状を踏まえ、完全にワクチンを接種している人でも、マスクの着用、社会的距離を置くこと、頻繁に手を洗うこと、人混みを避けることなど、COVID-19の予防策を継続することを推奨している。
ヘイトの兆しさえ見られない
グアムはやっぱり楽園です。
記事を正確に訳したつもりなのですが、ケースバイケースで色々と疑問がありそうですね。今回のガイドラインの変更はアメリカ国内を移動する人には移動前と移動後の感染検査や、移動後の隔離措置などをワクチン接種完了に免除する内容のようです。海外への渡航についても、アメリカに帰国後に義務づけていた隔離措置を免除するものの、搭乗時の陰性証明、帰国3～5日後のCOVID検査が必要。準州であるグアムからアメリカ本土への渡航には、経由地や目的州のルールをきちんと調べてからお出かけください。
そもそも鉄道や車でも移動が容易な大陸国で国内旅行に検疫要件が機能していたのか疑問ですが、ワクチン接種が様々な場面で優位性を発揮することにはなりそうです。日本では人権侵害や差別的な扱いへの懸念からワクチンパスポート的な発想は消極的ですが、EUやアメリカでは加速しそうですね。
差別と言えばアメリカ本土でのアジア系へのヘイト犯罪が後を絶ちません。グアムのチャモロ人自体がアジア系のDNAを引き継いでいるので、白人から見ればアジア系と映ると思います。そもそもアジア系に見えない人の方が少数派なので、ヘイト差別は全くありません。アメリカ本土で暮らす友人によると、本当に外出する時は緊張するようです。マスクをして帽子を被りサングラスをして出掛けるようですが、金髪に染めようかと話していました。
ミャンマー、ウィグル、黒人やアジア人へのヘイト、悲しいニュースが日々伝わってきます。新世紀の訪れを前にした90年代、反民主化と人種差別は少なくとも21世紀には無くなると思っていたのですが、全く見誤っていたようです。
ランキンングにも一応参加し始めした。
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