2021年4月20日朝刊 The Guam Daily Postより抜粋、要約

グアム政府はCOVID-19に関するデータをまとめる際に、軍人とアメリカ連邦公務員を含めることを開始した。これにより、5月1日までに対象となる住民の半数にワクチンを接種するという目標を達成することができる見込み。グアム保健省のフェリックス医師は、データ収集の取り組みにもより正確さを増すだろうと述べている。

 

ワクチン対象人口には彼らも含まれているため、ワクチン接種終了に含めないのは不公平であるという。早ければ今週中にもこの方法で予防接種数の報告を開始する予定。国防総省(DOD)の予防接種については現役軍人だけではなく、雇用主を通してワクチンを接種した一般労働者も含まれる。

 

このワクチン接種割合は、グアム知事が主導する観光産業を再開計画プロセスの一部ででワクチン接種率が50%に達すると、COVID-19による入国者の強制検疫などの制限が緩和される。グアム知事は、月曜日に行われた宣言書への署名で、5月1日までに予定通り50%の接種率を達成できるだろうと述べた。

 

検疫緩和に向けてのその他の条件としてCOVIDエリアリスクスコアが2.5以下であること、グアムメモリアル病院のCOVID-19入院患者数が少ないことなどが条件となっている。

 

目標達成には5月1日までに接種しなければならない残りの住民は16,072人。すでに、5月1日までに2回目の接種を受ける予定の人は9,567人なので、残りは6,505人になる。5月1日の目標達成には現状の集計方法のDODの予防接種を除くと、接種50%に達しない見込み。しかし国防総省関係で7,000人以上の現地職員が完全にワクチンを接種したと報告している。つまりこの2つのデータを合わせると、基準値を上回ることになる。

 

グアム政府は、7月21日までに10万人の住民にワクチンを接種するという、もう一つの目標も掲げている。この目標を達成するためには、ターゲットを絞ったアウトリーチ・クリニックのような活動が非常に重要だとカブレラ氏は言う。

 


クラスの多数決、クラスに居るのに
賛成票にカウントされない矛盾?

 

一年間新聞に目を通してブログを書いてきて、憤ったり、呆れ果てたりすることが頻繁にありました。グアムに限らず日本でも同じでしょうが、新聞は社会や政府の施策の矛盾や理不尽のオンパレードと言えるかも知れません。夢にも思わないことが、まことしやか綴られていることに唖然とすることもあります。

 

今日のニュースは人の人生や生命にすぐさま直結することでないので、まだ可愛いですね。分母に入っているのに分子でカウントしなかっただけ。小学三年生ぐらいで習う分数の計算ですが、まさか連日報道されてきた検疫緩和に向けたワクチン接種の推進報道の基本となるデータにそんな落とし穴が…..いや計算方法の変更なのですね…..はいはい、わかりました。

 

ミャンマーで日本人ジャーナリストが拘束されたり、香港民主化活動家が有罪判決を受けたり、新疆ウィグル地区で人権侵害問題があったり。大好きなアメリカと日本には政府や財界共に厳しい姿勢を示し続けて欲しいと思います。やんわりお茶を濁すような表現で片付けられてしまうと、また新聞を読みながら落胆したり、不安になったり……。こうして思ったことをブログに書ける国が一部の特別な国にならないように願うばかりです。そして自由に発言できることが許され続けるなら、分数の計算間違いぐらいは許しちゃいます。

 

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