2021年10月5日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約
グアム教育省(GDOE)はCOVID-19の新規感染者数が最近横ばいになっていることから、生徒が週5日の学校生活に戻れるような状況になることに期待している。教育長は「現時点では陽性者数は横ばいになっており、地域社会のリスクがさらに減少することを期待しています」と述べている。現行の学校年度を延長するかどうかという問題は提起されていますが、積極的に議論されているわけではない。
新規陽性者は10月2日が122人、10月3日が135人。これは9月18日の154人、9月19日の141人、8月28日の174人、8月29日の113人からわずかに減少している。現在は対面授業を選択した学生たちは、週に2〜3日、2つのグループに分かれて交互に登校している。GDOEは交代制で時間は短縮されているものの、多くの家庭にとっては週に2日か3日の登校でも、100%オンラインにするよりは良いと考えている。
GDOEは私立学校やチャータースクールと同様に、安全に学校を運営しようとしており、5日間の授業を再開し学習を取り戻す機会を子供たちに与える必要がある。
学校年度延長の可能性
授業時間の減少を取り戻すため、対面式の学習者が学校年度を延長できるかどうかをGDOE関係者に尋ねた。先日行われたグアム教育委員会の会議では、学年延長の可能性を含めた追加の時間が必要かどうかについての問題提起があった。
通常の学校年度を超えて教師に勤務を求める場合、GDOEはグアム教職員組合とも協議しなければならない。台風が来て1週間休んだ場合は、その週は働けないので、年末に1週間を追加することは問題ない。しかし今回のパンデミックでは、生徒が休んでいる間、教師は教室やオンラインで仕事をしているため、教師は勤務日数が不足しているわけではない。
教師に勤務を義務付けることができないのであれば、GDOEはサマースクールプログラムのように、教師がボランティアで時間外勤務をすることに頼らざるを得ない。しかし、GDOEは夏の間の教師のリクルートが困難であったため、学年を延長すれば人員不足の教師の必要性はさらに倍増するとしている。
教育格差を広げないためには
既成概念にとらわれず、早急な対策を。
すでに公立学校は週5日に戻っていると思っていたのですが交代制だったのですね。10月3日の「グアムの朝刊」で教師不足について取り上げましたが、学習の遅れを取り戻すためにさらに人材が必要となるのであれば、さらに深刻ですね。
子供達のひと月、一年は大人とは比べ物にならないほど大切な時間だと思うので、人材不足を理由に手をこまねくのでなく、迅速にできることに着手し対処してほしいですね。民間からの人材活用の道を開くことは雇用環境の改善にも魅力ある学校づくりにも繋がるのではとおもうのですが、どうでしょう。
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