2021年10月7日朝刊The GUAM Daily Postより抜粋、要約

 

PUAの受給資格期間である2020年3月15日から2021年9月4日までPUAを受給していた場合、約48,675ドル、時給にして16.23ドルを受け取っていたことになると、グアム労働省(GDOL)は語った。当時、完全雇用されていた人が時給8.75ドルであれば、その人の年収は27,000ドル近く。時給12ドルで完全雇用されていた人は、同じ時期に年間36,960ドルの給料を得ていたことになると言う。

 

つまり、平均的なPUA受給者は、一般的な人がフルタイムで働いた場合の収入よりも多く稼いでいたことになる。「皆さんに理解していただきたいのは、受給者がどれだけの援助を受けていたのか、それはフルタイムで働いた場合に通常得られるであろう額と同じなのか、ということです。私は事実を指摘するだけで、何かを主張しているわけではありません」とGDOL局長は述べた。

 

グアムの労働者の給料
PUAとFPUCは、当初は週945ドルにも達していましたが、その後、週645ドル、週300ドルになった。PUAとFPUCの他に何週間かにわたってLost Wages Assistanceも受けている。グアム労働省の最新の産業別平均時給データによると、小売業の労働者は平均時給11.82ドル、サービス業の労働者は平均時給10.37ドルとなっている。民間企業全体の平均時給は16.06ドル。PUAプログラム全体では、グアムで30,856人にサービスが提供され、そのうち11,000人以上が61週以上、または70週まで失業していたことになる。

 

– 2021年9月時点で提出されたPUAの不服申し立ての総数は1,250件、そのうち66%が審理され、34%が継続中。
– 2021年9月時点でのPUA過払い金は6952万ドル強で、そのうちこれまでに230万ドルが回収され、これまでに157万ドルが放棄されている。
– 2021年10月27日はPUAの請求をオンラインで受け付ける最終日。
– 2022年3月31日は、PUAの過払い金を充足・清算する最終日。
– 2022年6月30日は、PUAの管理終了日。

 

GDOL局長はプログラムを立ち上げるのに短い時間しかなかったにもかかわらず、8億500万ドルを確実に請求者に届けることができたとスタッフを評価した。また、アニグアのベル・タワーにあるアメリカン・ジョブ・センターとPUAのオフィスは、GCICビルにあるGDOLのメイン・オフィスに移転する予定であると述べた。

 

上院議員、雇用に軸足を置く
立法委員会は、GDOL、PUAおよび労働力開発に関する情報提供のための公聴会を開催した。上院議員は、仕事やトレーニングの機会を求める住民が利用できるリソースを強調したいと考えている。「GDOLのパンデミック対応は、雇用、労働力開発、多様化を促進することに重点を置かなければなりません」とペレス議員は公聴会後の声明で述べている。また、グアム・コミュニティ・カレッジの学長は、パンデミックが雇用や労働力開発に与える影響について発表し、質疑応答を行った。

 

GCCでのスキルアップと再教育
パンデミックに見舞われた何百人もの労働者が、GCCでスキルアップや再教育を受け、職場復帰を果たしている。GDOLの2021年6月の報告書によると、失業率は11.4%で、これは8,000人に相当し、PUAを受けた人は30,000人を超えていた。「これまで以上に人々を仕事に復帰させることが急務である」とペレス議員は述べ、GDOLは約1万件の求人情報がhireguam.comのウェブサイトに掲載されていると発表した。

 

上院議員たちは、事前実習や実習プログラム、トレーニングブートキャンプやオンラインチュートリアルなど、労働力開発の機会に関するプレゼンテーションを歓迎、これらのプログラムに参加する雇用主に、税額控除や参加者の賃金の補助などのメリットがあることを挙げた。公聴会終了後、グアム政府における193名の求人リストを発表、その中には、グアム保健省、グアム教育省、歳入・課税省、グアム市長会議などが含まれている。


あまねく検証することで
いつか役に立つこともあるのでは?

達成感に満ちた気持ちが感じられる記事ですね。PUAがあって多くの人が救われ、島内経済にも一定の循環を生み出したことには違いないのですが、そもそもアメリカ連邦のプログラムをそのまま適用しただけなので、実情にそぐわなかった部分もあったと思いますが、そこへの言及はなさそうですね。

 

大学生のアルバイトも年収一千万超えのトップマネージメントレベルも支給額が同じだったということに疑問を感じずにはいられません。前年度の収入の7割とか8割とか計算できたと思うのですが…..。そして、時短労働者への支給停止騒ぎの時の対応が多くの島民の不安を駆り立てたこともありましたね。懐かしい〜。

 

ママ友たちからは大学生の子供が突然大きなお金を手にして知らないところで驚くような買い物をしていたなんて愚痴を聞いたりします。一方、お金がかかる子育て世代からはPUAだけでは収入が激減し賄えない、なんて話もあります。実情を見極め、グアム独自の施策を立て、連邦に掛け合い予算を通す、そんな強い姿勢のグアムになればいいな〜、そうすればグアムの存在感もぐ〜んとアップしそうに思えるのですが…….。

 

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