2022年4月4日朝刊The GUAM Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

今週、グアム住民のファロンさんが指摘した、グアム旗とシールに描かれた帆を張るカヌーや空を飛ぶプロアのイメージに明らかに誤りがある問題について、グアム知事室は金曜日、調査を行うと発表した。グアム知事の広報部長は、「我々のオフィスは、この原因について調査を行うが、ご存知のように、我々の努力は、現時点では、復興に集中している」と述べた。

 

ファロンさんは、フライング・プロア(サクマン)の描かれ方は、風が帆を直接マストに吹き付けるか、マストと帆の両方を吹き飛ばすかのどちらかであると述べた。そして、この誤りを「修正」するための選択肢を提示。「世界最速だったというのはとても誇らしいことですが、旗のカヌーが間違っていると大変です」と語った。

 

環境浄化活動も行っているファロンさんは、グアム国璽、グアム国旗、すべてのGovGuamメディアの帆船カヌーのイメージを修正・改善するよう、グアムの選出議員に求めるオンライン請願書を立ち上げた。「私の理解では、数年前にも同様の取り組みがあったようです。さらに、私たちは、国民の意見を聞きたいと考えており、それは、立法プロセスを通じて行われるでしょう」と、グアム知事の広報部長は述べた。ファロンさんの請願書は、当初の目標署名数を上回った。請願書は、www.change.org/p/fix-the-flag-of-guam。

 

数世紀前、ヨーロッパ人はフライング・プロア(サクマン)を地球上で最も速い船と表現した。ファロンさんは6分以上のビデオの中で、グアムはスペイン時代の1700年代にスペイン人が燃やし、使用を違法としたためサクマンを失い、私たちは伝統的な知識の多くを失ったと述べている。「この旗を使用する際、正しくするのは我々の責任なのです」と語る。


調査過程で聞けるであろう
間違いの理由に興味津々。

グアムの歴史を紐解こうとすると資料が歴史的文献が少なく本当に困ってしまいます。日常的なチャモロ語についても人によって正解がちがったりすることが頻繁に起こります。チャモロ語の先生という方にお願いしても、別の先生に誤りをしてきされたり。それもこれもチャモロ語に文字がなかったことが歴史を紐解くハードルを上げているようです。

 

フライング・プロアについても300年以上前に消滅した文化を再現する作業。その過程で多くの人が推測や知識を積み重ね、こうだったんだろうという形が今に伝わっているのだと思います。人それぞれ気づく部分や知識量が違うので、できるだけ多くの人の意見を聞くことを積み重ねするしかないでしょう。その際に出てくる意見やコメントに興味津々です。

 

個人的に解明したいと思っているのが1851年にアメリカから鎖国中の日本へ帰国する際にグアム上陸したとされるジョン万次郎。日本人で初めてアメリカに足を踏み入れた人物で、幕末に活躍し明治維新に貢献したとされています。漂流の上、アメリカに辿り着き西洋文化に触れたジョン万次郎がグアムでどう過ごし何を感じ、どんな志を胸に日本を目指したのか、そのヒントをなる文献になかなか出会えません。

 

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