2022年7月23日朝刊GUAM DAILY NEWSより抜粋、要約

 

金曜日の午後、グアム電力公社(GPA)の大型燃料燃焼式「ベースロード」発電機3台が故障し、電力需要を満たせず停電した。GPAによると、金曜日の午後、雲がかかっていたため太陽光発電所から供給される電力量も減少したという。55メガワットを供給するカブラス2発電機は、ボイラーチューブの破裂により金曜日の午前7時27分にシャットダウン。ピティ8とピティ9の発電機は、午後2時34分に「制御空気配管の破損」のため停止した。

 

ピティ8とピティ9の発電機は合計88メガワットを供給し、金曜日の午後遅くには運転を再開する予定だが、カブラス2の修理には1週間もかかる。機械的な故障の結果、島全体の停電を防ぐために、GPAの64の電力回路のうち11が金曜日の午後に自動的にシャットダウンされた。

 

電力不足は、その時の需要に応じて変化し、金曜日の午後4時現在、GPAは約9メガワット不足しているという。GPAは電力需要がGPAのエネルギー供給能力を上回る場合、一度に4つの回路を停止させる1時間の計画停電を実施した。ピティ8とピティ9の両方が復旧すれば、電力の安定供給が可能になる。「さらなる停電が必要な場合は、直ちにお知らせします」と、GPAはソーシャルメディアへの投稿で述べている。

 


住民に十分な告知時間が
確保されてこそ計画停電。

 

グアム在住25年、電気、水といった家庭の基本インフラは頻度が少なくなったようには思いますが、依然として頻繁に起こります。計画停電なんて言っても、十分な告知に時間をとるわけでなく、停電になってからはじめてSNSで確認するといった感じなので、住民にとっては何も準備することも、計画することもできません。電気代不払いで止められたのではないことがわかるだけです。今日の記事を読む限り、GPAは故障が発生し、全島に影響がでることを防ぐためにエリアを決めて電気を止める、という感じなのでしょうね。

 

台風が来ると必ずと言っていいほど発生する停電、電気ケーブルの地中化などが以前話題になりましたが、もう何年も聞くこともありません。安定供給のための設備の見直しや根本的な体制が話題にならないとすると、グアムの住民はこれからも突然の停電や断水と付き合い続けることになりそうですね。せめて数分前の告知を計画停電とは呼ばないでほしいです。

 

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