2020年12月22日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

休職または解雇された人の中には、クリスマスを連邦政府の失業支援なしで迎える人がいる。ベンジャミンさん59才は、パンデミック失業支援(PUA)の支払いを待っている一人です。12 月 26 日の週はまた議会がプログラムの延長を可決しない限り、失業支援金を申請できる最後の週となる。

 

ベンジャミンさんの妻は「間も無くクリスマスが来るのに、夫の失業支援金は届かない。周りの人が受給しているにも関わらず、未だに届かないことにストレスを感じている」という。ベンジャミンさんは3月に時間カットされ6月からは休職。しかしベンジャミンさんがPUAの請求を開始できたのは10月に入ってから。12月12日にグアム労働省から給与明細書を提出するようにと通知が届き、すぐに提出したという。

 

一部の労働者がPUAの申請でトラブルに陥っているにもかかわらず、グアム労働局は6月以降、米国労働省がグアムに割り当てた5億14000万ドルのほとんどを使用、推定2万7000人に給付した。中には、何らかの理由で給付が受けられていない人もいる。その中には最新の給与明細など必要な書類を提出することができなかった者もいる。大量の不正請求がPUAシステムを日常的に攻撃していることも、正当な請求に対する給付が遅れている原因になっていると労務省は指摘している。

 

ありがたい
トレスさんはパンデミックのために労働時間を短縮し、その後に週に20時間程度の仕事しに復帰した。3月から6月まで、トレス夫妻は全く収入がなく、6月にようやくPUAの給付が始まった。「夫婦揃って同時に収入を失うのは、とても辛いことでしたが少なくとも夫婦の一人がすぐにPUAを受けることができたことに感謝しています」とトレス氏はいう。

 

おむつ切れ
2月にデュシタニグアムリゾートのハウスキーパーの仕事を失ったジェニファーさんは、PUAのクレームを提出するのに苦労したという。10月14日まではPUAのスタッフの助けを借りて申請することができた。しかし、彼女の申請には、より多くの書類を提出しなければならないことが判明した。「私には6ヶ月の乳児を含む5人の子供がいます。時々オムツも何もかも使い果たしてしまうこともあります」という。金曜日に、彼女は労働省から連絡を受け、休職通知の書類と最新の給与明細をアップロードする必要があることが伝えられた。今回の手続きで申請した支援が得られることを期待している」と彼女は言う。

 

今週は1,160万ドル
今週は12月9日までに提出された請求に対する1,160万ドルのPUAが支払われる。

 

ジェシカさんは、当初PUAの給付を受け取っていたが、約3ヶ月間滞っているという。毎日のようにグアム労働省に電話していうが返事がなくてイライラしていると言う。

 

喜ばしいプレゼント
グアム労働局は、賃金支援プログラム(Lost Wages Assistance/LWA)の支払いを継続している。LWAとは最大6週間の失業援助に週300ドルが上乗せされるというもの。

 

ジョンさんは、12月22日の誕生日にLWAを受け取ることはこの上ない誕生日プレゼントになるだろうと言う。しかし、34歳の誕生日前夜、LWAのステータスは審査中 となっていた。

 

緊急!支払い要求を
グアム労働局長デビッド・デルイソラ氏によると、同局は6月、7月、8月、9月にPUAと連邦パンデミック失業補償の請求書を提出した人に対し、直ちに同局にメールを送るよう呼びかけているという。数ヶ月前に請求をした人でPUAと連邦パンデミック失業補償(Federal Pandemic Unemployment Compensation/FPUC)をまだ受け取っていない場合は、件名を「Urgentury: Initial Claim Payment Request」とし、pua.hotline@dol.guam.gov まで、氏名と請求番号を明記の上、メールを送ることを勧めている。

 


苦難の時期を共に過ごした
という絆が人生の宝物に!

コロナ禍で多くの行政手続きがオンライン化しています。ネットでの作業に不慣れな人やそもそも持ち合わせていない人にとってはハードルが高い作業になると思います。それは労働者側だけでなく雇用者側も同じ。失業給付金の申請などコロナ支援の多くが企業側の手続きや書面の準備が不可欠です。

 

今日の記事を見る限り、給付が遅れている人はネットに慣れていないか、企業側の準備や手続きに不備があることが多そうですね。企業側の義務というか責任として、今回のような事態での企業側の対応が会社の体質を顕にしたのではないかと思います。困難な日々を共にした経験、最善を尽くした姿勢というのは、いずれ平常に戻った時には楽しく笑いながら思い出話に花を咲かせることができるのではと思います。

 

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