2021年4月17日朝刊 Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

日本の与党幹部である二階俊博幹事長が、東京オリンピックを開催中止も選択肢だと述べたことをグアムオリンピック委員会のリカルド・ブラス氏は把握しているが、最終的には国際オリンピック委員会の指示に従うと述べた。二階氏の発言は、2020年東京オリンピックへ100日のカウントダウンを迎えたわずか2日後のことであった。

 

日本のいくつかの都市では、前例のないウイルスの広がりを見せている。USA TODAYは日本の第2の都市である大阪では、水曜日に1,100人以上の新規感染者を記録し、1月以来の最高を記録したと伝えている。日本全体では4,000人以上の新規感染者が発生、COVID-19による累積死亡者数は9,500人。世界的との比較では低水準であるが、アジア地域の国々と比べると押さえ込んだとは言えない。

 

日本のワクチン接種を担当する河野太郎大臣は、オリンピックが開催されたとしても、無観客になる可能性にも触れてたとUSA TODAYが報じている。二階氏はオリンピックの開催が不可能と思われる場合は中止しなければならないと述べ、オリンピックのために感染者が急増したら、開催する意味がないとしている。


大切なことを見逃しそうで、
不安になってしまいます

多くの事象には裏と表があります。パンデミックについても、大阪府でもたった200幾らかの少ない重症者病床数のため医療崩壊の危機という側面。一方、コロナ禍で2020年の日本の総死亡者数は11年ぶりに減少したという側面もあります。日本では高齢化の進展を背景に、2010年から2019年まで10年連続で総死亡者数が増加していました。2019年の総死亡者数は138.1万人、2020年は前年より9373人減って137.2万人ということです。過労死、自殺、交通事故など、もう一年以上経つので様々な分析が出て、コロナ政策の効果測定ができる数値が出てきてもいいのですが見かけません。多分あるのでしょうが、そういう数値にメディアが注目しないので知らないだけなのでしょうね。メディアには通り一辺倒の報道ではなく、幅広い分野の事実を取り上げて欲しいですね。

 

そもそも日本のメディアで取り上げるニュースだけを見ていると、取り上げるテーマや視点に偏りがあるので、特に世界の動きを関しては大切なことを見逃してしまいそうになります。昨日もアメリカのロシア制裁の応酬、香港の民主派活動家の実刑判決なんてニュースがあったようですが、日本のメディアでは目立った報道はありません。なんとかCNNとロイターだけは日本語のアプリを見つけたので時々覗いていますが、英語しかないメディアは読むのが億劫になってしまいます。日本のメディアだけ目を通していたら、視野がどんどん狭くなりそうです。今はコロナ禍で暇だからあれこれ覗き見できますが、日本のメディアが幅広く多面的に報道してくれれば、手間暇かからなくていいのになあ〜。

 

グアムの社会でも小さなコミュニティや会社でも同じようなことが起こっているのかも知れません。長年同じ場所に身を置いていることで、無意識に思考や考え方に偏りが出て、ある側面しか見ていないのかも知れません。私も違う側面から見る努力や習慣をつけることを心がけようと思います。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ グアム情報へこちらもポチッとお願いいたします。
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村ランキンングにも一応参加し始めした。

 

この記事をSNSでシェア!