2021年6月11日朝刊Pacific Daily Newsより抜粋、要約

 

グアム観光局(GVB)理事会はグアムに到着した旅行者には検査ベースの検疫を行うべきだとしている。木曜日には、現在の予防接種ベースの旅行検疫を放棄するよう、グアム知事に求める決議を採択した。決議案は到着した旅行者が過去72時間以内にCOVID-19検査で陰性だった場合、検疫を免除できるようにするというもの。実現すれば、グアムは観光地として競合しているハワイと基本的に同じ検疫プロトコルになる。

 

グアム知事は、5月15日から島の旅行検疫を緩和し、完全に予防接種を受けた乗客は、到着の2週間以上前に連邦政府が承認したワクチンの最終投与を受けたことを証明できれば、検疫を免除されることになった。グアム知事は今年初め、72時間以内にCOVID-19検査が陰性であることを条件に、検査に基づく検疫を行うことを提案したが、医療アドバイザーチームのワクチン接種に基づく検疫と比較して、ウイルスを拡散させるリスクが高いという理由で見送られた。

 

グアム島の主なマーケットである日本、韓国、台湾のワクチン接種率はまだ低い。韓国では少なくとも1回のワクチン接種を受けた人は約14.82%、日本では10.24%。この決議を承認した理事会メンバーは、検査に基づく検疫はハワイではうまくいっており、多くのグアム住民がすでに予防接種を受けていることから、グアムでも同じ方法を検討する時期に来ていると述べた。

 

ワクチン接種の進捗状況
木曜日の午後の時点で、グアム知事とGVBの「Vax and Win」プログラムには、30,200人以上が登録している。このプログラムは、ワクチンを接種した住民の中から抽選で毎週、賞金や車がプレゼントされるというもの。この抽選会は、7月21日までに80%の「集団免疫」を達成するために、さらに約1万人の住民にワクチンを接種してもらうためのインセンティブとなっている。

 

GVB会長はグアム知事が連邦政府に求めているグアムで実施する「Air V・V」の予防接種と休暇プログラム支援のためのワクチンを提供するかどうかを、ここ数日中で知る必要があると理事会に述べた。このプログラムは、COVID-19のワクチン接種のために、アジア太平洋地域に住んでいるアメリカ人駐在員がグアムを訪れるように促すことで、観光客の回復を支援することを目的としている。

 

またGVB会長は、火曜日にフィリピン航空の関係者と話をしたところ、アメリカ人駐在員はバンコクからグアムまでノンストップで飛ばすことを望んでおり、GVBはDFSと協力して予防接種や検査のためタモン地区に無料で場所の提供を調整している。


エビデンスから導き出した
グアム独自の安全システムで
みなさんをお迎えできるように……。

ハワイが検疫要件を緩和したのは昨年末の話。それからずっと新規陽性者数の推移を見守ってきました。特に3月末のスプリングブレイクには多くのアメリカ人が本土から押し寄せ注目していましたが、大きなリバウンドもなく推移しているのには正直意外でした。ただ、医療体制の脆弱なグアムでその体制へシフトで可能なのか、また何より多くの人が「これなら」と安心できる独自の体制を構築する方が、主要マーケットのみなさんにとっても良いように思います。

 

さまざまなエビデンスが積み上がっている今、本当にグアムを訪れる旅行者のみなさんに安全、安心が確保されているという意識が伝わり、決してリバウンドやクラスターを起こさない体制、そして万一の状況にも対応できるバックアッププラン、それらのシステムに対する確固たる自信と覚悟で旅行者のみなさんを笑顔で迎えられる日が早くきて欲しいです。

 

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