2022年10月6日朝刊
グアムの新聞に目を通していると、さらに気になるニュースが飛び込んできたので、今日はイレギュラーでグアムの新聞和訳リライトは省略させていただきます。
今朝、午前6時ごろと6時15分ごろ北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものを2発東の方向に発射。いずれも日本のEEZ=排他的経済水域の外側にそれぞれ落下したとみられるとのことです。連日のように繰り返される蛮行は今年に入って24回目、米韓が5日、日本海に向けて地対地ミサイル4発を発射し、北朝鮮へのけん制を強めていることへの反発という意味のあるのでしょうが看過できないデッドラインに再び近づいているのでは。昨日の「グアムの朝刊」でも書きましたが、グアムにとってはミサイル懸念の影響を受けた2017年9月の記憶が蘇ります。
そしてもう一つ、OPECプラスが5日、11月以降の原油の生産量を1日あたり200万バレル減らすことを決めたというニュースです。物価高騰、原油高が続き、冬場に向けて需要がさらに高まるこの時期に………ですか???
コロナに直面し景気後退した2020年以来の大規模な減産ということですが、あまりにも意図的で衝撃です。OPECプラスはイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5か国にロシアやメキシコなど10か国を加えた産油国が需給調整を行うOPECプラスという枠組み。景気減速への懸念というのが理由のようですが、ウクライナ情勢にも通づる根深い対立構造が見え隠れするようです。
それでもシェールオイル、シェールガスの増産に踏み切らない米国。これもまた不可解です。脱炭素化を掲げるバイデン政権には難しい決断なのかも知れませんが、オイル高、物価高の皺寄せを受けるのは庶民の暮らし、ビジネス環境です。バイデン政権誕生依頼、環境負荷が比較的低く、水素など新エネルギーの原料にもなる天然ガス増産に移行傾向にあり、シェール業界の設備や開発への投資が進んでいないこともシェール増産に踏み切れない現実的な課題があるのかもしれませんが、ここにもまた矛盾を感じます。
原油価格が下降傾向を示し、withコロナ時代を歩み始めた世界、未来を左右する不確実な要素はこのあたりにもありそうで不安です。あ〜あ、物価高騰が収まるのはまだまだ先になりそうですね。今以上、どんな節約ができるのか、考えよう〜。
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