2022年10月15日朝刊Pacific Daily Newsより翻訳、抜粋、要約
グアム知事によると、今後3〜4年以内に、マンギラオの軍用地に新しい病院、公衆衛生施設、精神衛生施設、退役軍人診療所を建設する計画を進める準備ができているとしているとグアム女性商工会議所主催の候補者フォーラムで述べた。グアム知事と副知事は約45分間、質問に答えた。民主党の2人は2期目を目指している。
共和党のフェリックス・カマチョ前知事とトニー・アダ上院議員のチームは、このイベントへの参加を辞退した。代議員候補のジュディス・ウォン・パット氏とジェームス・モイラン氏は、午前中の後半に登壇し、個別に質問を受けた。
昨年10月に制定されたグアムの法律により、グアム知事は新しい政府医療センターの資金調達、設計、建設、年間最大3500万ドルのリース料、最長40年間の契約を締結することができるようになった。国土管理省は、海軍から、医療センターに関連してマンギラオの102エーカーのイーグルス・フィールド用地にアクセスするための2年間のライセンスを得ている。行政は長期リースについて交渉している。
現グアム知事は、金曜日に、タムニングにある既存のグアム・メモリアル病院の近くにビジネスを立ち上げた医療提供者にとって、「絶対に不利にはならない」と述べ、マンギラオがヘルスケアセンターの最適地であることを擁護した。
その他のトピックス
現グアム知事と副知事は、島の麻薬問題、生活費、経済の多様化、住宅、政府調達、再生可能エネルギー、ビジネス特権税の廃止などに関する質問に答えた。副知事は、メタンフェタミン(覚醒剤）は何十年も前から問題になっており、政権のアプローチとして、学校での代替活動を含む予防、麻薬犬の増員や郵便物の中の麻薬の阻止、治療施設の増設を含む治療を挙げている、と述べた。
現グアム知事は、生活費の高騰について行政が港に追加資金を提供したため、2年間は料金の値上げが必要ないと述べた。また、地元産の農産物と養殖の促進にも取り組んでおり、グアム電力公社と協力して、再生可能エネルギーの使用量を増やしているとのこと。
グアム知事によると、島外の非営利団体が、船舶や軍用の部品を製造するための3D製造業のフィージビリティ・スタディを行おうとしているとも話す。「この産業は国民に良い仕事を提供することになるので、私は本当に期待しています」と語った。
副知事は行政は立法府と協力して政府の調達プロセスを合理化し、不必要な規則を撤廃する可能性があると述べた。例えば、50万ドル以上の調達はすべて司法長官が審査することが義務づけられているという。「しかし、それができる弁護士の数はまだ限られている」と述べた。
税金の巻き戻し
現グアム知事は、ビジネス特権税を5％から4％に引き下げることが経済活性化につながるかどうかという質問に対して、そうなれば政府の歳入に「大きな影響」を与え、「国民への公共サービスにも影響を与えるだろう」と述べた。
その結果、請負業者や軍事プロジェクトからの6千万ドルから2億ドルの収入が失われることになり、グアム企業の90％は、3％のビジネス特権税しか支払っていないとしている。
物価は物資、食料、エネルギーの価格に起因するとし、コントロールできるものはコントロールする必要がある と述べた。副知事は閉会式で、政権は政府の対応力を高めるために熱心に働いてきたと述べ、「パンデミックにもかかわらず、私たちは財政の分野で本当に大きな進歩を遂げることができました。そのおかげで、記録的な速さで借金をすることなく、基金に非課税で支払うことができたのです」と語った。
財政の改善により、現政権は教師、看護師、法執行官の昇給を行うことができたという。「未来は明るい、レオンゲレロ-テノリオに投票し、あと4年間を与えてください」と述べた。
グアムは選挙の季節を迎えています
4年に一度のグアムの知事選に向けて討論会が頻繁に行われているようです。ただ、両陣営が同じステージに登場する機会は少ないようなので、対立軸がわかりづらいようですね。目の前の課題への取り組みだけでなく、グアム島の未来をどのように描いているのか、連邦政府との連携や影響力をどう高めていくかなどもテーマにしてほしいですね。
地政学的なグアムの重要性は高まり続けています。世界情勢に振り回されてきたグアムですが、パンデミックの教訓を生かし、強く重層的な産業基盤を構築し、どのような事態でも労働市場を流動的にカバーできるような経済が実現するといいですね。選挙戦を見守りましょう。
ランキンングにも一応参加し始めした。
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