2022年12月13日朝刊The Guam Daily Postより翻訳、抜粋、要約

 

グアム大学のミクロネシア地域研究センターは、本日、カンタブリア大学とブレーメン大学が考古学と言語学の分野で行った研究を紹介し、ロタ島での最新の考古学発掘とドイツでのCHamoru言語の研究研究について発表するとしている。MARC研究レクチャーシリーズ2022は、地元に焦点を当て、”Variation in CHamoru/Chamorro Grammar “を本日午後6時からZoomで予定されています。

 

講演会では、UOGでCHamoru語の非常勤教授を務めるパロモ氏、ドイツのブレーメン大学で一般言語学および比較言語学の講座を担当するトーマス博士、司会を務めるMARC研究ディレクターでスペイン太平洋史准教授のカルロス博士が登場する予定。

 

詳細については、マドリッド(madridc@triton.uog.edu)または671-735-2156まで。


ルーツを知る手がかりがあるか
注目しています。

文字を持たなかったチャモロ人の古代の暮らしぶりや歴史を知る手がかりは非常に少ないです。1521年3月6日、世界一周をしていたポルトガルの探検家マゼラン一行がグアム島に立ち寄ったのをきっかけに、1565年からスペインの統治がはじまり、以降ようやく文献や記述が残るようになりました。なので、チャモロ人やグアムの歴史は謎に包まれ、DNA鑑定などの現代の科学技術で解き明かされることを除いて、新しい発見は非常に珍しいです。今回言語学の分野からアプローチされることは非常に興味深いのですが、なかなか一般人の目に触れる形にならないのが残念です。

 

チャモロ語について言えば、チャモロ語の先生とか専門家と言われる人に聞いても、人によって見解が違ったり、表現や表記の違いがあるなど、非常に不確かな部分を長年感じてきました。今回の発表でこのあたりの食い違いがどこから生まれるのかが解明される手がかりになるかも気になります。いずれにせよ、混血やチャモロ語の衰退が加速する中で、今できることを論文にまとめることは非常に重要だと思います。

 

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